新スタートレック:S7第5話「謎のエイリアン部隊・後編」あらすじや感想など
シーズン7 第5話(通算157話)「謎のエイリアン部隊・後編」”Gambit, Part II”のあらすじ
傭兵船からの攻撃は見かけだけでエンタープライズに被害はなかったが、データはやられた振りをしてライカーの芝居に乗る。その間に傭兵船は撤退して姿を消してしまう。
しかしライカーは密かにエンタープライズにメッセージを送っていた。傭兵船の次の目的地はハイララン星系だ。
バランの探していた発掘品の一つがついに発見される。問題の発掘品はもう一つあるらしい。ピカードは発掘品の分析から、それがロミュランではなく初期バルカンの遺物だと気づく。
一方、ロミュラン人のタレラはピカードが艦隊の人間であることに気づき、正体を明かしてくる。彼女はバルカン保安省ブシャールのエージェント・タパールだと名乗る。ロミュラン人に化けて潜入していたのだというのだ。
バランが集めていたのは ”ゴルの石” と呼ばれる古代バルカンのテレパシー兵器だった。バルカン過激派がそれを使ってバルカン星から異星人を排除しようとしているというのだ。
その頃一足早くハイララン星系に到着したエンタープライズはクリンゴンのシャトルに遭遇する。データは保健衛生の検査を名目にシャトルを収容する。
クリンゴン人は ”ゴルの石” の最後の部品を持っていた。
その部品を奪取するため、ライカー率いる傭兵部隊がエンタープライズに潜入してくる。一団にはピカードも加わっていた。
彼らはまんまと部品を入手。ライカーは死んだふりをしてエンタープライズに残り、ピカードは再び傭兵船へ戻り反逆を起こしてバランを倒す。
ピカードはバランが取引をしようとしていたバルカン過激派と接触するため、バルカン星のタカラス神殿を目指す。
しかしライカーがバルカン保安省に確認をとると、保安省はエージェントなど送り込んではいないことが分かる。
タレラこそバルカン過激派のメンバーだった。
彼女は完成した ”ゴルの石” でピカード達を殺そうとする。しかし ”ゴルの石” の仕組みを理解していたピカードは敵対心を捨てることで石の力を無効化する。
タレラと傭兵団は逮捕され、 ”ゴルの石” は完全に破壊されることになるのだった。
補足情報や感想など
- 意見を衝突させるデータとウォーフの緊迫感がゾクゾクしますね。データは淡々と対応していましたが、人間の場合なかなかああいう風に毅然と対応するのは難しいものです
- ピカードはなんの証拠もなくタレラの言うことを信じすぎでしたね
- 舞台や展開が二転三転して結構慌ただしいお話でした。かなり密度が高いストーリーなのでうっかりしていると置いてかれそうです
- ピカードが傭兵船でも結局艦長に収まってしまうのが流石です
- データに反逆罪で連行されるライカー副長がよいオチになってました。無表情で連行していくデータが実に愉快でしたね。ここも人間ならつい吹き出してしまいそうなところですが、無表情なので本気かジョークか分からないというのがとても効果的です
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