宇宙大作戦:S2第19話「カヌーソ・ノナの魔力」あらすじや感想など
シーズン2 第19話(通算48話)「カヌーソ・ノナの魔力」”A Private Little War”のあらすじ
カーク達はとある未開の惑星を訪れる。
そこはカークが13年前に初めて上陸任務を行った惑星だった。
弓矢程度の武器しかない文明レベルのはずだったが、弓しか持たない山の部族に対して、対立する村民達は銃を使っていた。そしてスポックが撃たれて重傷を負ってしまう。
文明の発達速度の速さを疑問に思うカークは、事態を見極めるためマッコイと共に再度上陸するが、ムガート(角の生えたゴリラ)に襲われ毒牙にやられてしまう。マッコイも血清をもっておらず、解毒の方法を知っているという山の部族に助けを求める。
カークは13年前に山の部族のタイリーという人物と友人になっていた。そのタイリーは今では部族のリーダーになっていた。
しかしタイリーは妻のノナに薬物で魅了させられているらしい。
村民に対抗するために強い武器を欲していたノナは、マッコイがフェイザーを使っているのを目撃してしまう。
ノナの怪しげな魔術でカークは回復するが、好戦的なノナと穏健なタイリーの間で難しい対応を迫られる。
カーク達はタイリーの案内で村を偵察に行く。村民に銃を与えていたのはクリンゴン人だった事が判明。このままでは山の部族は一方的に殺されてしまう。
カークは山の部族達に銃の使い方を教え始める。
戦いのバランスをとるためのやむを得ない手段だったが、これはこの星を終わりのない戦いに踏み出させる可能性をもった危険な行為だった。マッコイはこれに激しく反発する。
森でムガートが襲いかかってきた隙に、ノナはカークからフェイザーを奪う。自分は無敵になったと過信したノナは一人で村へ乗り込もうとするが、多勢に無勢で殺されてしまう。
銃を嫌っていたタイリーもノナを殺されて復讐に燃え、カークに銃の供給を要求する。
カークは苦渋の決断で、山の部族に100丁の銃を渡すことにする。平和な星に戦争を持ち込むことに、カークの気持ちは暗く沈むのだった。
補足情報や感想など
- 日本での初回放送時は通算第79話(つまり最終回)にあたるエピソードです
- スポックは丈夫なバルカン人だからということで頻繁に酷い目に遭いますね
- カヌーソは一種の呪い師で医者とのこと。実際のところは薬草に詳しい専門職という感じですね
- もはや艦隊の誓いを守るというレベルではなくなってしまいました。終わり方も後味が悪いですね……
- 冷戦時代の世相が反映された一編という感じです
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