宇宙大作戦:S2第1話「バルカン星人の秘密」あらすじや感想など
シーズン2 第1話(通算30話)「バルカン星人の秘密」”Amok Time”のあらすじ
スポックの様子がおかしい。食事もとらず行動も荒れており、どう見ても普通の状態ではない。
休暇を申請したスポックはどうしてもバルカンに帰りたいという。だがその理由については頑として答えようとしなかった。
一度はバルカンへ進路をとったエンタープライズだったが、アルタイル6号星での大統領就任式の日程が早まり、バルカンへ立ち寄る暇が無くなってしまう。
ドクターマッコイはスポックを診断し、8日以内にスポックをバルカンに送らないと死んでしまうことに気付く。
その原因はバルカン人の生理現象に基づくものだった。
艦隊本部はエンタープライズにアルタイルへの直行を厳命するが、カークはそれに背いてバルカンへ向かう。
バルカンでは「クナカリフィーの儀式」の用意が整っており、スポックの婚約者プリングがスポックの到着を待っていた。スポックは儀式に立ち会う親友としてカークとマッコイを指定する。
儀式が始まった。しかしプリングは決闘の実施を選択し、スポックの決闘相手としてカークを指名する。これはあまりにも例外的な事態だった。
状況の飲み込めないカークだったが、地球人の名誉のため勝負を受けることにする。だが決闘はどちらかが死ぬまで終わらないという。
激しい戦いの末、結果はカークの敗北に終わる。マッコイはカークの遺体をエンタープライズへと収容する。
スポックはなぜ決闘の相手にカークを選んだかプリングを問い詰める。実は彼女は別の男ストンを愛しており、婚約を破棄するための策略としてカークと戦わせたというのだ。目論見通りスポックはプリングに愛想を尽かし婚約は破棄された。
エンタープライズに戻ったスポックは上官殺しの罪で自首するつもりだったが、船には元気なカークが待っていた。
実はマッコイが打った薬で仮死状態になっていただけだったのだ。
この事態に、感情のないはずのスポックも満面の笑みを浮かべるのだった。
補足情報や感想など
- 日本での初回放送時は通算で第34話にあたるエピソードです
- ようやくスポックの故郷、連邦の重要惑星バルカンが登場します。
バルカン人のポン・ファー(発情期)についても初登場ですね。「ミスタースポックを探せ」やヴォイジャーのトゥボックでも描かれる設定です。
しかしせっかく重要惑星バルカンへやって来たというのに、描かれるのは珍妙な儀式ばかりだったりします(苦笑) - チェコフもこの話から突然登場し、やたら名前を呼ばれて存在感を主張します(苦笑)
- マッコイが薬を打った時点でオチはだいたい読めますね
- バルカンの有力者パオ(トゥパオ)が手を回してくれたおかげでアルタイルへの遅刻も不問になります
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