スタートレック・ヴォイジャー:S3第6話「偽善者の楽園」あらすじや感想など
シーズン3 第6話(通算48話)「偽善者の楽園」”Remember”のあらすじ
ヴォイジャーはフィーマ星系で出合ったエナラ人を彼らの母星に送る代わりに、彼らからエネルギー保存技術を教わることになった。
エナラ人は経験や技術もテレパシーで伝えられる種族だった。
エナラ人を乗せてから、トレスは鮮明な夢を見始める。夢の中でトレスはコレナという女性になり、エナラ人の男性デイサンと愛し合っていた。
夢は少しずつストーリーが進展していくが、次第にトレスの脳にダメージを及ぼし始める。どうやらこの夢は何者かの記憶がテレパシーで送り込まれて起きているらしい。
ジェインウェイはこれが意図的なテレパシー攻撃である可能性を考え調査を始める。
夢の内容はかつてエナラ星で反体制派が強制移住させられた際の記憶だった。テレパシーの送り主はヴォイジャーに乗っているエナラ人の老女で、彼女がコレナだったのだ。しかし彼女は何者かに殺されてしまう。
だが死の間際にトレスはデイサンが処刑された日の記憶を受け取る。
彼女はエナラ政府が移住と称して反対派を虐殺していた過去を暴露しようとしていたのだ。トレスはこれを公表しようとするが、エナラ人達は誰も信じてくれず、殺人の証拠も何も出ない。
ヴォイジャーはエナラ人に干渉することなく、エナラ星を離れることにするが、納得のいかないトレスは受け取った記憶を別のエナラ人に託すことにする。
彼らが真実を知る切っ掛けになることを信じて……
補足情報や感想など
- ホロコーストをテーマにしたお話ですが、テレパシーや夢という形をとってオブラートに包んでいるところや、謎解き要素を持たせて展開してくるところ等が実に上手いです
- サブエピソードを入れずに一つのテーマで一気に描いている辺りからも、かなり力の入った脚本なのが覗えます
- 今回はとにかくラストシーンに尽きます。ここで終わらせるのか!という、多くを語らない見事な終わり方です。余韻が凄いですねぇ~
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