宇宙大作戦:S2第24話「恐怖のコンピューターM-5」あらすじや感想など
シーズン2 第24話(通算53話)「恐怖のコンピューターM-5」”The Ultimate Computer”のあらすじ
エンタープライズは新型コンピューターM5の性能試験演習に参加することになった。
M5は乗組員なしに大型艦を制御できる画期的なシステム。それを装備したエンタープライズは最小限の乗員で演習に向かう。
M5の性能は素晴らしかったが、カークは人間の手に残すべき仕事もあるのではないかという不安がぬぐえなかった。
模擬戦でM5は完璧な成績を残すが、カークは演習相手のウェズレー准将から”ダンセル船長”と揶揄されショックを受ける。
試験は順調かに思われたが、M5は予定外に遭遇した古い無人の輸送船ワルデン号を破壊してしまう。
カークはM5の停止を命ずるが、M5はスイッチを切ろうとした機関部員を殺してしまう。
M5は船を乗っ取っとり、次の演習でM5は模擬戦にもかかわらずエクスキャリバー号を撃破し、多くの犠牲者を出してしまう。
艦隊はエンタープライズを破壊する命令を出し、レキシントン号・ポチョムキン号・フッド号が攻撃に迫る。
M5の思考の矛盾を突いて船のコントロールを取り戻したカークは、電磁スクリーンを停止して戦闘の意思がないことを示し、なんとか事態を終息させるのだった。
補足情報や感想など
- 日本での初回放送時は通算第52話にあたるエピソードです
- M5の開発者としてデイストローム博士が登場しました。艦隊の宇宙船で使われているコンピューターには博士の開発したディオトロニック・システムが用いられています。
- 高名な科学者に黒人をキャスティングするあたりは、やはりスタートレックは進んでいたなぁと感じます
- 後に彼の名前を冠した研究所が沖縄に作られ「スタートレック:ピカード」でその様子が描かれたりします
- コンピューターには医者の変わりが出来ないのが残念、とマッコイに毒づくスポックが笑えます
- ”ダンセル”というのはアカデミーで”無駄な存在”を指す言葉とのこと。カークのことをお飾り船長とからかったわけですね。
- 犠牲者が出ているというのにM5を過信するデイストローム博士が頑固で愚かしいですね。スタートレック世界の歴史に名を残す人ではありますが、当人はコンプレックスの塊で、あまり聡明な人物ではなかったですね
- コンピューターが人間の制御を離れて敵対するものの、論理の隙を突いてコンピューターを停止させるという、あまりにも典型的なパターンのお話でした
- かなりの犠牲者が出ているのに明るい雰囲気で終わるのはイマイチ納得いきません。あいかわらず艦隊は命が軽いですなぁ
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