新スタートレック:S3第5話「悲しみの幻影」あらすじや感想など
シーズン3 第5話(通算53話)「悲しみの幻影」”The Bonding”のあらすじ
上陸調査中の考古学者マーラ・アスター中尉が事故で命を落とす。
中尉にはジェレミーという12歳の息子がおり、既に父親を亡くしている彼は孤児になってしまった。
事故の原因は大昔にあったコイノニア戦争時代の亜空間自動信管地雷だった。
しかし死んだはずのアスター中尉がジェレミーの前に現れる。どうやら何者かが幻影を作り出しているようなのだが、それはジェレミーを元気づけようとしており、ディアナも悪意は感じていなかった。
彼らは精神体となって生き延びていたコイノニア人だった。
戦争時代の遺物で迷惑をかけてしまったことを恥じ、ジェレミーを保護しようとしていたのだ。
だがピカードは辛い経験をも乗り越えて生きていくのが人生だと説き、ウェスリーやウォーフも自分たちの経験を語る。
人間の生き方を知ったコイノニア人は静かに船を去り、ジェレミーはウォーフとルスタイの儀式を行って義兄弟となるのだった。
補足情報や感想など
- 上陸班員が命を落とすのは昔からよくあることですが(ただしTOSは異常に多すぎ)普通は殉職者が出ればそれによって影響を受ける人たちがいるわけで、今までのシリーズがあまり描かなかった部分に踏み込んできたお話でした
- エンタープライズは軍艦ではないとはいえ、確かに子供達まで乗せているのは問題多いですよねぇ
- ジェレミーのことを気に病むウォーフの優しさが胸に刺さります。そしてピカードを憎んでいたと本心を吐露するウェスリーがかなり印象的です。
- こういう心情たっぷりのお話が描けるのがTNGの素晴らしいところですな。いやもう最後の方は泣けます
- でもジェレミー少年に今後の出番はありません……(えー
- 今回からピカード艦長の日本語吹き替え担当が麦人氏に交代です。まあ聞き慣れたお声なので違和感は全くありませんけどね
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