新スタートレック:S3第11話「恐怖の人間兵器」あらすじや感想など
シーズン3 第11話(通算59話)「恐怖の人間兵器」”The Hunted”のあらすじ
アンゴジア3号星は連邦への加入を希望していたため、エンタープライズがその審査を行うことになった。
ネイロック総理大臣との会談は順調だったが、その最中刑務星のルナ5号星から囚人が脱走するという事件が起こる。
エンタープライズは奪われた貨物船を追跡するが見事に裏をかかれ逃げられてしまう。
脱獄囚の名前はロガー・デイナーといった。彼は巧みな戦術で追跡をかわし逃げ続けるが、ついにはエンタープライズに捕らえられる。しかし攻撃的な彼を拘束するにはかなりの労力が必要だった。
ディアナはロガー・デイナーの心理状態を読み、単なる殺人者ではないと確信する。デイナーの経歴を調べたところ、彼は軍に入隊した際に政府によって細胞構造や精神を操作され、兵士として作り替えられていたことが判明する。
ルナ5号星は元兵士を隔離するための流刑地だったのだ。非人道的な扱いにピカード達は憤慨するが、それはあくまで内政問題であって手出しは出来なかった。
護送船が到着しデイナーを引き渡すことになるが、転送の隙を突いてデイナーは脱獄してしまう。艦内を逃げ回りまんまと脱出したデイナーは護送船を奪ってルナ5号星に戻ると、他の囚人達も脱獄させて政府を襲撃、自分たちの要求を突きつける。
彼らはただ故郷に帰って平和に暮らしたいだけだった。
ピカードは政府が態度を改めて彼らの人権を尊重することを願いつつ、惑星を後にするのだった。
補足情報や感想など
- 脱獄のチャンスは0.1秒しかありません、とかウォーフが自信たっぷりに言うので、ああこれは脱獄するなと予想できてしまいます(苦笑)
- 最後は、問題は自力で解決しろ! と思いっきり突き放して終わるため、これで終わっちゃうの~? という気分になりますが、確かにこれ以上ピカード達に出来ることはありませんね
- 心を病んだ凄腕の兵士ということで、やはり「ランボー」を思い出します。この頃のアメリカ社会の問題を反映したテーマですね
- ロガー・デイナーの名前は「ロワー・デッキ」の8話でもネタになります
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