新スタートレック:S2第5話「無言の調停者」あらすじや感想など
シーズン2 第5話(通算31話)「無言の調停者」”Loud as a Whisper”のあらすじ
エンタープライズはラマティス3号星で和平使節を迎え入れる。隣の星系にあるソレイス5号星で起きている内戦の調停のためだった。
調停者のリバはかつて連邦とクリンゴン間の調停も取り持っていたため、ウォーフは心中穏やかではなかった。
リバは生まれつき耳が聞こえず言葉が話せなかったがテレパシー能力があり、3人の通訳と連携することでコミュニケーションをとっていた。リバは同じテレパスのディアナにも強い興味を抱く。
しかしソレイス5号星では停戦合意が破られ、再び戦闘が起きていた。
リバの指示で会談の席が設けられるが、片方の種族の過激派がリバの通訳を殺してしまい、調停どころではなくなってしまう。
通訳と同時に自信も失ってしまったリバは調停から手を引こうとするが、ディアナの助言で再び調停に臨む。
それは調停相手の双方に手話を教えながら少しずつ互いの理解を深めるという、気の長い戦略だった。おそらく成功にはかなりの時間を要するだろう。
ピカード達はこの交渉がきっと成功することを信じて、星をあとにするのだった。
補足情報や感想など
- 転送室にオブライエンが常駐しているのが嬉しいです
- フェイザーに撃たれて死ぬ描写で、なんとなくマーズアタックを思い出しました
- 普通なら交渉が2転3転するなどして困難な状況になった末になんとか成功を収める、といったストーリーになりそうなところですが、このエピソードは交渉自体はテーマではありませんでした(調停の結果も分からず仕舞いです)
- 今回のテーマは肉体的ハンディキャップとコミュニケーションのあり方という点にありましたね。手話を小道具として生かしているあたりに脚本の巧さを感じます。データがどんな手話もすぐ習得してしまうおかげで話の展開が早いのも実に便利です(苦笑)
- SFでなくても出来そうなテーマですが、このような話に1エピソード使える懐の深さが新スタートレックの良いところだと思います
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