スコタコに30MMの関節を仕込む【タカラ1/35スコープドッグを作るその2】
関節を置き換えていきます
前回書いたとおり、脚部の股関節は30MMのパーツで置き換えました。
3mm穴を一つ開けるだけで差し込めますので、とても簡単に組み込むことが出来ます。それでいて分解も簡単ですから、塗装も楽になりますね。
ちなみにこの脚部ですが、膝と足首の関節は元のキットの物を利用しました(一応後ハメ出来るように加工はしてあります)
この調子で腕の方にも組み込んでいきましょう!
30MMオプションパーツ付属のジョイント軸が手頃なサイズでしたので、プラ板で幅を調整した上で組み込んでやりました。上腕の方にも関節パーツを切った物を接着してあります。
ポルタノヴァ用の上腕装甲パーツを使って繋げてみたのが右の写真です。なかなか収まりが良いですね。
上半身に取り付けて全体のバランスを見てみます。これはなかなか相性が良いのではないでしょうか。手首は暫定でwave1/35スコープドッグの物を付けています。
ここで一旦借り組みして、プロポーションを確認してみます。比較に並べているのはwaveの1/35スコープドッグターボカスタムです。
透明パーツのままだとあまりにも状態が分かりにくいため、アクリジョンベースグレーを筆塗りして捨てサフとしています。筆塗りで出来る上に水性ですから、サフをスプレーするより全然楽ちんです。
waveはだいぶ細身の造形ですが、それに比べるとタカラ製はやはりどっしりとした横幅に特徴がありますね。個人的にはタカラの重量感は好みです。
さて、上の写真の段階では肩の関節は元キットの物をそのまま使っていたのですが、折角なのでここの関節も置き換えたくなってきました。
何だかドンドン改造箇所が増えていきます、やべえ。
まずは胴体の方に肩関節の受けを埋め込みます。
軸受けさえ付けてしまえば、30MMの腕をそのまま取り付けることも出来ます。試しにアルトの腕を付けてみましたが……アルトの腕ちっさ!
さて問題は肩の中身です。
ここに関節パーツを組み込むのには少々苦労しました。やることはパーツが上手く収まるように削って調整するだけなんですが、寸法が微妙で少々手間がかかります。
何とか収まりました。なんだかライトスコープドッグを思い出しますね。
後は上腕のカバーを作ります。ポルタの物はボリューム的には良かったのですが、ディテールがボトムズ的ではありません。
最初ポルタの上腕を削ってディテールを潰そうと思ったのですが、ポルタのパーツが思いのほか肉薄で削りだと強度的に無理を感じたため、アルトの上腕パーツにプラ板を巻くことにしました。なんのことはない単なるプラ板の箱組みです。
こうなりました。ちょっとボリューム過多気味ですが、ペールゼンファイルズ版のスコープドックの設定画がちょうどこんな感じなので、決して間違いというわけでもありません。
再度、全体のプロポーション確認です。
力強い感じにまとまって好みの体型にできました。肩をスイングできるようになった効果が大きいです。
プロポーションと可動についてはあまりこれ以上はいじくり回さず、ここからは細かいディテールの追加や、合わせ目消しなどのパーツの仕上げに移ることにします。