【ST関連作品】宇宙探査艦オーヴィル:S3第7話「フロム・アンノウン・グレイブズ」あらすじや感想など
(文中にネタバレを多数含みます)
シーズン3 第7話(通算33話)「フロム・アンノウン・グレイブズ」”From Unknown Graves”のあらすじ
オーヴィルはジャニーシ人との外交交渉のため、廃棄された鉱山惑星シチュラ4号星へとやってきた。
女性優位社会である彼らに合わせて、ケリーが艦長、タラが副長を演じることにするのだが、ジャニーシ人はなかなかの難物だった。
そんな中、無人のはずの惑星にエネルギー反応を感知し、エド達は調査に向かう。地下深くに隠された謎の施設を発見したエド達は、ティミスというケイロン人と、パゴサン人の女性科学者ヴィルカに出合う。
ヴィルカと彼女の亡くなった父親は、ティミスが感情と共感を理解出来るようにプログラムを修正していたのだ。
感情を持ったティミスは人類との戦争は間違いだと考えるようになっていた。そしてアイザックにも感情を持つことを提案する。
アイザックは任務の障害になるとして否定的だったが、ドクタークレアの懇願によりプログラム修正を受けることにする。
かくして感情を持ったアイザックは、愛情を理解し別人のように情熱的になった。喜ぶクレアだったが、彼の感情はすぐに消えてしまう。
ティミスが創造者に作られたオリジナルモデルであるのに対し、アイザックはケイロンにて量産された改良モデルだったため、プログラム修正は定期的にリセットされてしまうのだ。
リセットを防ぐにはダウングレードが必要だったが、それを行えば記憶は全て消去されてしまう。
アイザックはクレアのためにそれを受け入れても良いと言うが、たとえ感情がなくとも、クレアは自分が愛したありのままの今のアイザックを選ぶのだった。
補足情報や感想など
- 前回から唐突に恋仲になったジョンとタラですが、タラと付き合うのは命がけですね。ベッドでボコボコになってるジョンは絵面的には最低なんですが笑えます(苦笑)
- ケイロン達を作った創造者は、彼らに痛みの感覚を埋め込んでいたとのこと。それを使ってケイロンロボットを支配していた、というのが全ての始まりだったわけですね
- 冒頭から度々描かれるケイロンと異星人家族のストーリーは、最初は意味が分かりませんが中盤からちゃんと意味が通ってきて上手く繋がります。誇張しているとは言え、創造者達は性格悪いですな……
- ジャニーシとの外交交渉は根本的にやり方を間違えてましたね。やはり交渉事で初手から嘘はいけません
- スタトレに出てくるエモーションチップのような、後付けの感情回路でも追加出来ればいいんですけどねぇ……
- 最後にバーク少尉がアイザックに歩み寄ってくるところは、ベタな展開ですがとても良かったです
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