【ST関連作品】宇宙探査艦オーヴィル:S2第2話「原始の衝動」あらすじや感想など
シーズン2 第2話(通算14話)「原始の衝動」”Primal Urges”のあらすじ
オーヴィルは赤色巨星化した恒星が惑星を飲み込むという、一大現象を観測していた。壮大な光景にクルー達は息をのむ。
その頃、最近挙動不振なボータスはシミュレーター(ホロデッキ)の性的なプログラムに入り浸っていた。おかげで家庭をないがしろにしており、怒ったクライデンはボータスを刺してしまう。
かろうじて一命を取り留めたボータスだったが、彼によるとこの行動はモクラン人の離婚の儀式なのだという。
異星の文化を尊重するのは大事なことだったが、さすがにこれはやり過ぎだと、エドは対応に苦慮する。
ボータスは任務から外され、クライデンと共にカウンセリングに通うことになった。しかしボータスのシミュレーターへの傾倒は益々酷くなっていき、ついにはポルノ依存症であることがクライデンにもバレてしまう。
一方、破壊されようとしている惑星に文明の痕跡が発見された。惑星の地下にはまだ生活している人々がいたのだ。
通信を繋ぐと、相手は惑星ニクシアの首相ハラン・ティースと名乗る。
彼らの文明は宇宙旅行のレベルに達してはいなかったが、現状については正しく理解していた。わずかに生き残った75名が地下で死を待っているのだという。
早速救助ミッションを開始するエド達。
だが崩壊中の惑星環境に耐えられるのはロボットのアイザックとモクラン人のボータスだけだった。
惑星の崩壊が迫る中2人はシャトルで救出に向かうが、惑星の崩壊が早まり30人しか救えなくなってしまう。ニクシア人達には非情な選択が迫られる。
さらにはボータスが使っていた非合法ポルノプログラムに仕込まれていたウイルスのため、艦のコンピューターに異常が生じオーヴィルも恒星に落下し始めてしまう。
船体が激しく損傷する中、アイザックが危機一髪でウイルス除去に成功し、艦は無事恒星から脱出した。
惑星は取り残された35人と共に恒星の炎の中に消えていく……
そんなニクシア人達の姿はボータスの心を強く打った。家族を思う心を取り戻したボータスは、再びクライデンと誠実に向き合うのだった。
補足情報や感想など
- 当初の予定ではDS9キラ役のナナ・ヴィジターさんがティース首相役で出演する予定だったそうなのですが、担当者が連絡を忘れててキャンセルになったそうです(そんなー
- ボータスの息子トパが随分大きくなっててビックリです
- ホロデッキを性的な目的に使うというのは、スタートレックではあまり露骨には描かれてこなかったネタですね。「ローワーデッキ」ではギャグとしてやってましたが
- ボータスのシミュレーターで描かれる描写がかなり際どいです!こりゃひでえ!
- 半分しか助けられないという状況が結構残酷でシリアスです。エロネタのエピソードと思わせておいてからのこのシビアな展開は結構ガツンときます
- でもこの救出劇、ストーリーとしては添え物程度なのがちょっともったいなかったなぁ。もっとじっくりやれるエピソードなのに
- ビジュアル的には崩壊する惑星や恒星の熱で焼かれて剥がれていく船体など、かなり見応えいっぱいでした
- しかし毎度の事ながら、危機からの脱出はアイザックに頼りすぎです(苦笑)
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