【ST関連作品】宇宙探査艦オーヴィル:S2第10話「平和条約への道」あらすじや感想など
シーズン2 第10話(通算22話)「平和条約への道」”Blood of Patriots”のあらすじ
ケイロンとの戦いが切っ掛けとなって連合とクリルとの間で歴史的な平和交渉が始まることになった。
その最初の過程である”ロックファイ協定”を結ぶ任務にオーヴィルが選ばれる。オーヴィルは過去最も長くクリルと接触した船であり、艦長のエドはクリル人と個人的にも接触したことのある地球人だったからだ。
クリルにやってきたオーヴィルは、クリル巡洋艦に追われているシャトルに遭遇する。
救助したシャトルに乗っていた人物を見てゴードンは驚く。それは20年前に死んだと思われていたゴードンの幼馴染みで親友のオーリンだった。オーリンとその娘レイナは長年捕虜収容所に囚われており6週間前に脱出したのだという。
だがオーリンには最近起こったクリル艦破壊犯の容疑がかかっていた。罪人オーリンを渡せと迫るクリル達。だがエドは引き渡しを保留する。
平和交渉が頓挫の危機を迎え、艦隊本部は彼が本当に有罪なら臨時の身柄引渡協定を結ぶと決定する。エドはなんとしてもクリル艦破壊の真実を突き止める必要があったが、彼の乗っていたシャトルにはまともな武器など積まれていなかった。
ゴードンから協定の話を聞いたオーリンは本性を現す。彼は平和条約締結に真っ向から反対し、ゴードンを仲間に引き込もうとする。
だが艦長達を裏切れないゴードンは、一芝居打って真実を探ることにした。協力するフリをしたゴードンはオーリンと共にシャトルで逃亡する。
一方、オーリンが娘と称して連れていたのは娘ではなくエンヴァール人だと判明した。体内でプラズマを生成出来る特殊な種族で、彼女自身が強力な爆弾生成装置だったのだ。
オーリンは彼女の血液を使った爆弾を持ってシャトルでクリル艦に特攻するつもりだった。だがその目論見はゴードンによって阻止される。
オーリンはシャトルと共に爆死し、ロックファイ協定は無事締結された。和平への第一歩が記されたのだ。
長年の親友を裏切る形で失ったゴードンの心は晴れなかったが、エドはそんな彼との友情を確かめ合い、共にバーへと向かうのだった。
補足情報や感想など
- 「猿の惑星」の映像は酷いネタバレです!なんてひどい!(苦笑)
- 平和条約とそれに反対する勢力というお話は、ちょっとDS9っぽいですね。オーリンのキャラクターはDS9のエディングトンを思い出しました
- ゴードンとタラの行動がお芝居なのはバレバレでしたね
- 普段はおちゃらけたゴードンがメインで葛藤するエピソードでした。テーマ的には定番なものでしたし展開もセオリーどおりでしたが、役者さん達の演技力の確かさも相まって見応えがありました。ただタイトルになっている和平交渉の方が添え物になってしまっているのはちょっと残念ですね
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