スタートレック・エンタープライズ:S3第8話「留められない記憶」あらすじや感想など
シーズン3 第8話(通算60話)「留められない記憶」”Twilight”のあらすじ
ズインディの攻撃により地球が壊滅してから12年。
生き残ったわずかな人々はセティ・アルファ5号星のコロニーに隠れて暮らしていた。しかしベッドで目覚めたアーチャーはこれまでの記憶を失っていた。
トゥポルはアーチャーに何が起こったのかを語り始める……
ズインディ探索の任務中、エンタープライズが遭遇した空間異常のためアーチャーは特殊な脳内パラサイトに感染し、記憶障害に陥ってしまった。短期的な記憶を保つことが出来ないのだ。
そのためアーチャーは解任され、船長となったトゥポルの指揮の元でエンタープライズはズインディ兵器の破壊へと向かっていた。
しかしズインディとの戦いでエンタープライズは深手を負い、ワープ能力の殆どを失ってしまう。兵器阻止の任務に失敗したことで地球は破壊され、人類は絶滅の一歩手前まで追い詰められてしまったのだ……
以来、トゥポルはアーチャーの世話をしながら暮らしていた。毎朝アーチャーが目を覚ます度に同じ話を繰り返しながら……
そこにドクター・フロックスがついに発見した治療法を持ってやって来る。しかもこの治療が成功すれば、時空間を超えて存在するパラサイトを根絶出来るため、アーチャーが解任されたという歴史も書き換わるというのだ。
だがドクターの後を付けていたズインディ艦隊が人類最後の植民地に襲いかかってきた。防戦するエンタープライズも致命的なダメージを受け、クルー達は次々と倒れていく。
船が爆発する瞬間、ドクターの指示を受けたアーチャーは最後の力を振り絞って亜空間爆発を発生させる。それによってパラサイトは根絶され……
次に目が覚めたとき、アーチャーは空間異常に遭遇した直後にいた。もう記憶障害もない。
アーチャーは任務へと戻り、歴史は塗り変わる……
補足情報や感想など
- ENTというよりもVOYみたいな感じのストーリーですが、実際のところVOY向けに売り込まれたシナリオを元にしたエピソードだそうです。ちなみに監督もパリス役のロバート・ダンカン・マクニール氏だったりします
- 元のアイデアだと記憶を失ったジェインウエイをチャコティが甲斐甲斐しく介護するというストーリーだったとか。う~ん、ちょっと見てみたかった(苦笑)
- セティ・アルファ5号星といえばTOSでカーンを追放した惑星ですね
- 時空間を超えて存在するパラサイトというのがなかなか面白いアイデアです。実にスタートレック的な時間ネタだったと思います
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