【ST関連作品】宇宙探査艦オーヴィル:S1第2話「指揮能力」あらすじや感想など
シーズン1 第2話「指揮能力」”Command Performance”のあらすじ
オーヴィルは輸送船ブレリオ号からの救難信号で駆けつける。輸送船はクリル人からの襲撃を受けたとのことだったが、既にクリルは立ち去ったあとだった。
エドはケリーと共にシャトルで輸送船へと向かうことにするのだが、モクラン人のボータス少佐が”排卵”のために任務を外れていたため、留守中の指揮はブリッジで一番階級の高いアララ大尉が任されることになった。
しかし輸送船は何物かがホログラムで作った偽物だった。
シャトルのドッキングと同時に輸送船は姿を消し、エドとケリーは何処かに連れ去られてしまう。
初めての指揮中に起きた大事件でパニックになったアララは、うわついた気持ちのまま手探りで艦の指揮を取り始めた。
そして敵の残したブイを安易に回収調査しようとしたところ、ブイは大爆発を起こし艦にも大損害が生じてしまう……
一方、エドとケリーは気がつくとニューヨークの自宅に居た。1年前まで2人で暮らしていた部屋だった。2人は懐かしい部屋で互いの関係を見直していくが、しばらくして状況は一変する。その部屋の正体は2人を見世物として展示する動物園の一室だったのだ。
アイザックが転送痕跡を発見し分析したことで、2人はどうやらカリヨン人(字幕ではキャリボン人)によって連れ去られたらしいことが分かってきた。しかし連合はカリヨン星系への侵入を固く禁止していた。
一度は提督からの帰還命令に従うアララだったが、ドクター・クレアのアドバイスやゴードンからの批判に奮起した彼女は、艦長達の救出へ向かうことを決意する。
アイザックと共に動物園へと乗り込んだアララは、園長に取引を持ちかけ、無事2人を取り戻すことに成功する。
彼女が交換条件としてカリヨン人に渡したもの、それは古い地球の「リアリティ番組」のアーカイブ映像集だった。番組はあっというまに動物園の大人気展示になるのだった……
補足情報や感想など
- 今回の監督はVOYのトム・パリス役、ロバート・ダンカン・マクニール氏です
- レプリケーターやフォース・フィールドも普通にあるんですね。艦には転送がありませんが、今回の敵は転送機を使ってました。そのうちこっちにも装備されるんじゃないかしら
- 全裸で卵を温めているボータスがシュールすぎる……(苦笑)
- 接触を禁じられた星系とか、人間を捕らえるという辺りはTOSパイロット版の「歪んだ楽園」をなぞったようなエピソードです。人間を動物園に入れるというネタは、TASに「人間動物園」というそのものズバリなネタもあります
- カリヨン人のデザインや動物園の配置も、明らかに「歪んだ楽園」を元ネタにしてます。真っ赤なタロス人という感じです
- あっさり2人を見捨てようとする辺り、この作品の艦隊司令部も結構なブラック企業っぷりです(苦笑)
- 「リアリティ番組」は日本ではあまりジャンルとして確立していませんので、オチは今ひとつピンときませんでした。ここはちょっと残念
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