スタートレック・エンタープライズ:S1第18話「幻を狩る惑星」あらすじや感想など
シーズン1 第18話「幻を狩る惑星」”Rogue Planet”のあらすじ
エンタープライズは、星系から外れて外宇宙を漂流する「はぐれ惑星」を発見する。
恒星からの光が届かないため闇に覆われた惑星だったが、地熱のおかげで生物が存在していた。
早速調査を始めたアーチャー達は、地上でエスカ人という種族と遭遇する。
彼らはこの惑星にやってきて ”ドラジン狩り” を行うのが伝統なのだという。それを聞いてリードは狩りに参加させてもらうことにした。
だがその夜アーチャーは不審な女性を目撃する。だがこんな所にそんな女性がいるわけはない。
初めは幻かと思われた彼女は、その後も度々アーチャーの前に現れる。
ついに彼女と対話したアーチャーは、彼女がこの星に住む流動体生物だと知る。その流動体生物はテレパシーでアーチャーの心を読み、女性の姿になったというのだ。
そして彼女の種族こそが、エスカ人達が狩りの対象としている”ドラジン”なのだ。彼女はアーチャーに助けを求めてくる。
知的種族を狩りの対象にしていることに憤慨したアーチャーは彼らに手を貸し、ドクターの薬を使って彼らがエスカ人のセンサーに感知されないようにする。獲物を見つけられなくなったエスカ人達は、狩りの期間を終えて惑星を去って行った。
彼女はアーチャーに感謝の言葉を告げると、森の奥へと去って行くのだった。
補足情報や感想など
- 光の届かない世界なのに緑の葉の植物が生い茂っているというのは違和感あります
- 現実の狩猟や捕鯨問題などを反映させたシナリオですね。狩猟の是非は置いておくとしても、テーマの描き方が少々露骨すぎてちょっと鼻につく感じがしました
- 流動体生物が登場しますが、今回の流動体生物はオドーの仲間というより手塚治虫先生の火の鳥に登場するムーピーですね。巨大ナメクジが知的種族という辺りにも火の鳥の影響を感じます。脚本家の方は執筆時期に読んだのかもしれませんね
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