スタートレックDS9:S5第22話「末裔の星」あらすじや感想など
シーズン5 第22話(通算120話)「末裔の星」”Children of Time”のあらすじ
ガンマ宇宙域から戻る途中、ディファイアントは奇妙なエネルギーバリアに覆われた惑星を発見する。
その惑星には意外にも地球人の集落があり、なんとシスコ達の子孫が暮らしていた。
出迎えたのはジャッジアの3代後のダックスであるイェドリンと、クルーの血を引く大勢の子孫達だった。
これから2日後、ディファイアントは200年前にタイムスリップして惑星に墜落し、この集落の元を築くのだという。
にわかには信じられぬ話だったが、あらゆる状況証拠がそれを真実だと物語っていた。ただキラだけは墜落の後に命を落としてしまったらしい。
事故の発生を防ぎつつこの集落の存在も消さないために、シスコ達はイェドリンのアイデアに基づき、エネルギーバリアを用いてディファイアントの存在を2つに分ける計画を立てる。
一方、キラはバリアー通過時にダメージを受けた神経の治療を受けていた。そこに200年後のオドーが訪ねてくる。オドーは200年抱えていた思いを吐き出しキラに愛を告げる。突然のことにキラは戸惑う。
計画は順調に進むかと思われたが、ジャッジアは計画そのものに嘘があることに気づく。実はイェドリンはタイムワープが確実に起きるように画策していたのだ。
シスコ達は8000人の生存ためにタイムスリップを受け入れるか、その未来を否定してDS9に戻るかという選択に迫られる。ディファイアントがタイムスリップしなければこの8000人は存在が消えてしまうのだ。しかしステーションに戻って治療しなければキラが死んでしまうことも分かっていた。
シスコ達はタイムスリップを受け入れる決断を下す。
だが問題の瞬間、何者かに改変された飛行計画によって艦はタイムトラベルを回避してしまう。その瞬間、地上から集落の存在は消えてしまった。
その改変は200年後のオドーの仕業だった。彼はキラが死ぬという未来を回避するためだけに、8000人の存在を消すことを選択したのだった……
補足情報や感想など
- 定番の時間物ですが、ちょっと変わった料理の仕方をしてくれるのが面白いです。もちろん時間物特有の矛盾はありますが、それを気にする気にもならないほど情緒的で、切ないエピソードでした
- ヴォイジャーの方ではケスがニーリックスと別れたことを台詞であっさり処理してましたが、こっちでもキラがシャカールと分かれたことが超あっさりと明かされました(えー)
- オブライエンはモリーちゃんのためにドールハウスを作っているとのこと。自分も作りますが、慣れれば簡単ですよドールハウス!
- 48人の生存者から200年で8000人に増えたって凄いですね。繁殖力旺盛だな!(苦笑)
- ウォーフの子孫は人間との混血が進んで、図らずもTOS時代のクリンゴンみたいになっているのが面白いです
- ウォーフよ、アレキサンダーのことも思い出してあげて……
- 量子的に存在が2つになるというのは、VOYシーズン2第21話「二つのヴォイジャー」でもやっていましたね
- 苗を植える屋外ロケのシーンが大変印象的です。じっくりと描かれるこのシーンが見所ですね。そしてこのシーンがラストの切なさをより強調してくれます
- 200年未来の自分が現在の自分の代わりに告白やってくれるって、オドーはズルい(苦笑)
- 彼らは別の世界線で生きていると信じたいですね……
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