異形フィギュアの存在感!「紡ギ箱」のカプセルトイを回してみました【レビュー】
注目のカプセルフィギュア最新作
独特の造形で注目されている異形フィギュアのカプセルトイ「紡ギ箱」が入荷していましたので回してきました。
商品情報
- 商品名 紡ギ箱 -tsumugibako- ~第一節~
- バリエーション 6種類
- 発売日 2021年3月25日頃
- 価格 一回500円
- 材質 PVC・ナイロン
- 特徴 造形作家「Yoshi.」氏とのコラボレーション作品
- メーカー 株式会社SO-TA
ラインナップは以下の6種類です
- 裁人(塗装バージョン・グレーバージョン)
- プトゥン(同上)
- 智人(同上)
この商品はカプセル売りの他にBOXでも販売されており、そちらではグレーバージョンが無い代わりに墨入れバージョンがあるそうです。つまりそちらも合わせると合計9種類のバリエーションがあるというわけですね。
BOX版もカプセル版同様中身が分かりませんが、箱買い(大人買い)すれば確実にラインナップはそろいます。ただしBOX版はカプセル版よりも消費税分単価が高くなりますのでご注意を。
とりあえずいつものように一回だけ回してみることにしました。一番大物の裁人が出たらいいなあと思いつつ、プトゥンも愛嬌があってカワイイかな? くらいに思っていたのですが、
ランナーがたくさん入ってます。いきなり大物の裁人が出ました。これは塗装バージョンですね、ラッキー!
今日は引きが良い感じがしたので、もう一回だけ回してみたら、今度はプトゥンが出ました。狙い通り! ラッキー!
もう一種類出れば3種そろいますが、それを狙うとハマりそうな気がしたのでここでやめました(苦笑)引き際が肝心なのです
商品構成
裁人のパーツ構成です。PVCのパーツをナイロン製のジョイントでつなぐというもので、以前同じ会社から発売されたマネキン人形のカプセルトイと同じ構成です。
ジョイントはマネキンの物と同一のようです。これを組み立てるのが結構面倒くさいです。指が痛くなる・・・・・・
メーカーのツイッターによると、このジョイントは成形時の油分の付着が多く残ってしまっているため、組み立て前に中性洗剤等で洗浄した方が良いそうです。
軸には抜け防止の返しが付いています。マネキンの時はこの返しがキツくてなかなか差し込めず、ここを削って段差を無くしたりしたのですが、今回はそれをやらなくても普通に差し込めました。
むしろ返しがあっても少し抜けやすい箇所がありましたので、むやみに返しを削らない方が良いと思います。
プトゥンの方の商品構成はこんな感じ。あからさまにパーツ少ねぇ!(苦笑)
原価の違いが明白すぎて笑えてきますが、造成の細かさとシャープさはかなりの物です。決して侮ってはいけません。
このプトゥンは塗装バージョンではなくてグレーバージョンです。サーフェイサーの色合いを狙った商品だそうで、自分で塗装したいという人には好都合という、モデラー向けの仕様なのです。
出来ました
関節はちょっと抜けやすかったり固かったりするので正直可動についてはイマイチなんですが、造形の良さと迫力はかなりの物。500円のカプセルトイ景品とは思えぬ出来映えです。
こちらは大きさ比較です。左は以前販売されたマネキンのカプセルトイ、右は例によってメガミデバイスのエーデルワイス姫です。裁人が頭一つ大きいですね!
続いてプトゥンさんです。可動は口の開閉一カ所のみ。グレー単色なのでディテールの良さがとてもよく分かります。かなり細かいですね。ただ自立はちょっと不安定で、口をさらに開けると重心が後ろにずれて後方に倒れてしまいます(苦笑)
せっかくのグレーバージョンですので、ちゃんと塗装してやるとかなり見栄えが良くなりそうです。筆塗りでムラを生かしながら塗ってやると味わいが出て面白そうな気がします。
妙に愛嬌がありますので、机の片隅に座らせておいても存在感があっていいんじゃないでしょうか。
軽く汚してあげましょう
せっかくなので軽くウェザリングを入れてみました。
とりあえず大雑把なウェザリングしかしていませんが、陰影を強調するように墨入れやドライブラシなどを入れてあげるとグッと引き締まると思います。意外と見る角度によって顔の表情が違って見えたりするのも面白いです。