(以下、ネタバレ全開です)
第9話「シリーズ最終回」のあらすじ
ワンダの力を奪おうとするアガサとワンダの対決が始まる。
アガサはワンダの力を徐々に吸い取っていく。そして街の人々を正気に戻し、これまでワンダが街の人々にしてきた行為を見せつける。
ワンダは街の人々を救うか自分の家族を救うかの選択を迫られる。街を開放して人々を助ければ、ヴィジョンと子供達は存在できなくなってしまうのだ。
ヘイワード長官の命令に従いワンダとヴィジョンを排除しようとするホワイトヴィジョンもヘックス内に現れ、ヴィジョンと戦いを繰り広げる。だが2人は生まれこそ違えども同じ存在のため、勝負は互角……
ヴィジョンはホワイトヴィジョンの記憶メモリーにアクセスし、ホワイトヴィジョンをもう一人の自分として覚醒させる。自我を取り戻したホワイトヴィジョンはいずこかへ飛び去る。
ワンダは覚えたばかりのルーン魔術でアガサを結界に捕らえ、一旦はアガサに奪われた力とアガサの魔力を吸収し、スカーレット・ウィッチとして覚醒する。
アグネスを倒したワンダはヘックスの範囲を縮小しながら、家族の最後の夜を過ごすことにする。
ワンダとヴィジョンは別れを受け入れ、ヘックスは終息していき、ヴィジョンは光になって消える。
ただ一人残されたワンダは、正気に戻った街の人々の冷たい視線を受けながら、ウェストビューの街を後にするのだった……
情報を整理してみる
- アガサは”ダークホールド”を所有していました。本には1章まるまる使ってワンダについての記述があるとのこと。
- ”ダークホールド”とはこの世のあらゆる事柄が記載された禁断の書物ですが、読んだ人を闇に引き込む魔の書物でもあります。普通の人間は読むことすら出来ません。
シールドやヒドラも昔から探しており「エージェント・オブ・シールド」の方で登場してゴーストライダーが持ち去っているのですが、その辺の出来事は完全に無視してきましたね - ピエトロの正体はラルフ・ボーナーという名の一般人。アガサに操られていただけで、FOXのX-MENとは一切関係ありませんでした(えーーーー
一般人操っていただけなら、あの高速移動能力はどうやってたんでしょう……? - ワンダはアガサが魔女として活動できないように、アグネスの役に固定してしまいました
- モニカはスーパーパワーに目覚めて、銃で撃たれても平気になってしまいました。具体的にどんな能力があるのかは今後のお楽しみというところでしょう
- 暗躍していたヘイワード長官は、結局大したことも出来ないままウー捜査官の呼び寄せたFBIに逮捕されました。でも罪状がいまいち良く分かりません
- ウー捜査官は「クワンティコ」の友人が黙っちゃいない、なんて言っていましたね。クワンティコにはFBIの訓練施設があり、それを題材にしたテレビドラマもあるくらいFBIと関わりの深い場所です。
- ホワイトヴィジョンはどこかに飛び去り、どうなったのかは不明
- モニカを迎えに来たスクラル人に指示を出しているのは、十中八九ニック・フューリーでしょうね
- ダークホールドはワンダの手に渡り、ワンダはそれで大きな力を手に入れたようなのですが……?
今回の感想
マルチバース展開は結局無しになりました。
う~ん、わざわざエヴァン・ピーターズを出演させた意味なくないですか。視聴者を引っかけるためだけにずいぶんと手間をかけたものです。こんなことなら無理に出す必要なかったのでは?
別に無理にX-MENを合流させろとは思いませんが、同じキャストを出すならもう少し意味を持たせて欲しかったなぁというのが正直な気持ちです。
それに長年「エージェント・オブ・シールド」を見続けていた自分としては、ドラマの方の展開を完全に無かったことにされたのもちょっとモヤモヤした感じがします。いやマーベルスタジオ側がドラマの方に全く配慮していないのは知っていますが(だから途中から連携が出来なくなった)一切無かったことにするのは止めて欲しかったなぁ
要するにマーベルスタジオではFOXのX-MENや他のドラマの方で起こった出来事などは尊重しませんよ~という宣言なんでしょうね。少なくとも私はそのように受け取りました。
あとワンダはそのまま街を去ってしまいましたが、悪いことやったのは事実なんだし、ソードなりFBIなりに出頭して落とし前付けるくらいのことはして欲しかったと思います。最後にはダークホールドを読み込んで闇に落ちてそうでしたし、これではもう今後は悪役の道を進むしかなくなっちゃうじゃないですか……
最終回という割にはシリーズの次作以降への伏線になった要素が多いために、今ひとつスッキリしない印象になってしまった感じもします。
- ホワイトヴィジョンはどうなったのか
- モニカの能力はどんなものなのか
- スクラル人を使って彼女を呼び寄せた者は何者か(これはまあ分かりきってますが)
- スカーレット・ウィッチとして覚醒したワンダはこれからどうするのか
- ダークホールドの存在がどう影響するのか
といった辺りが主なところでしょう。特にダークホールドは結構ヤバイです。
このドラマから直接繋がるのは「ドクター・ストレンジ」と「キャプテン・マーベル」の次の映画になるらしいので、そこは楽しみに待っていたいところではあります。