(以下、ネタバレ全開です)
第5話「問題エピソード」のあらすじ
子育てで大忙しのワンダとヴィジョンですが、なかなか赤ちゃん達は寝付いてくれません。そこにお隣のアグネスが訪ねてきます。
しかしアグネスの様子が変です。アグネスはこれが撮影であることを理解しているようなのです。
鳴き声が止んでやっと眠ってくれたかと思ったら、子供達は突然5歳児に成長してしまいます。
5歳になったトミーとビリーはわんぱくの盛りです。
2人はこっそり拾ってきた犬を洗っていました。2人はこの犬を飼いたがっています。
そこにやって来たアグネスは、あつらえたように犬小屋を持ってきます。
ワンダは犬を飼うなら10歳くらいになってからと言いますが、そのとたん2人は10歳に成長してしまいます。
しかしそれを見てもアグネスは全く驚きもしないのです……
……現実ではモニカの身体検査が行われていた。幸いモニカは元気だったが、検査結果は計測不能。
長官はワンダがこの事件の主犯と判断し作戦を立案しようとするする。ソードの機密情報によるとワンダは9日前に、保管されていたヴィジョンの遺体を盗み出していたのだ。
モニカはワンダの世界”ヘックス”から弾き飛ばされたときに着ていたドラマの衣装が、最初にヘックスに飲み込まれたときに着ていた防弾チョッキの変化したものだと気付く。
そこでモニカはシットコムの世界に合わせ、80年代の古い技術だけで作ったドローンを飛ばしてワンダと交信を試みる。しかしヘイワード長官が秘密裏に取り付けていたミサイルで攻撃をしたため、怒ったワンダはヘックスからソード基地へ攻め込んでくる。
ワンダは手出しをするなとソードを脅すと、再びヘックスへと帰って行く……
……ヴィジョンはこの世界についてワンダに問いただします。誤魔化そうとするワンダでしたが、今回ばかりはヴィジョンも譲りません。
ですがワンダ自身も、この世界がどうやって始まったのかを分かっていませんでした。
そこに死んだはずのワンダの双子の兄、ピエトロが訪ねてきます。しかしピエトロはワンダの知っている顔とは違って……
情報を整理してみる
- 2人の子供の名前はトミーとビリー。この名前は原作準拠で、それぞれ成長後はスピードとウィッカンというヒーローになります
- ヴィジョンの遺体を強奪したのはソコヴィア協定36節Bに対する違反
- ヴィジョンは兵器として利用されるのを嫌い、遺体を蘇らせる行為は避けて欲しいと遺言を残していた
- 犬の名前はスパーキーに決まるが、まもなく死んでしまいます。
- ダーシーはワンダの世界を”ヘックス”と名付ける
- 80年代の技術だけで作ったにしては高性能なドローンだなぁと思ったら、スターク社製という設定だそうです。さすが!
- 今回のCMはラゴスのペーパータオル
キャッチコピーは「好きで失敗したんじゃない」
※ラゴスは「シビル・ウォー」でアベンジャーズがラムロウ相手に戦った場所です。ワンダは失敗して一般人に多数の死傷者を出してしまいました。
今回の感想
シットコムと現実が交互に描かれるようになりました。
ヴィジョンはウェストビューに来る前の記憶を一切持っていないんですね。
ヴィジョンに気付かれてしまったことといい、犬が死んでしまうことといい、だんだんとワンダのコントロールから事態が外れてしまってきているようです。
そこでとどめのピエトロ登場です。
現れたピエトロは「エイジ・オブ・ウルトロン」の時とは役者が変わり、ダーシーが親切にも「顔が違うね」って突っ込んでくれますが、実はこの役者さんがエヴァン・ピーターズというのが最大のポイントです。
FOX製作のX-MENの方のクイックシルバーですよこれ!!!!!!
つまりワンダ・マキシモフの兄妹であるピエトロ・マキシモフには違いないんですが、別の映画の、つまりMCU世界(アース199999)のピエトロではなく、映画X-MEN世界(アース10005)のピエトロってことなんです!!!
この重要性が分かるでしょうか。
本当にアース10005から来たのかはまだ何とも言えませんが、ここから本格的にX-MENの参入とマルチバース展開が始まるという可能性は高いでしょう!
ソードのヘイワード長官も何かまだ秘密にしていることがありそうです。妙に強硬手段をとりたがりますし、ワンダに別名がないかをしつこく聞いていました。
「スカーレット・ウィッチ」って言わせたいんでしょうか? もしその名を知っているとすると、この世界の人間ではない可能性が高いわけで……
いや~、やばいですね!
(マーベルのマルチバース設定についてはこちらの記事で解説しております)