新タマネギの食感を生かしたカレー
NHKあさイチ(2021年3月16日放送分)「甘くてシャキシャキ!“新たまねぎ”活用術」にて紹介していた、「ダブルたまねぎカレー」を実際に作ってみました。
紹介してくださったのはカレー好きなら知らない人はいないであろうカレー研究家の一条もんこさんでした。
もんこさんが田村裕氏とカレーの食べ歩きする番組とかよく見てたんですが、最近は全然放送していませんね。元々不定期な番組でしたが、今はむやみにロケとか出来ませんからねぇ。
今回のカレーは今が旬の新タマネギを生かした、タマネギだけのカレーだそうです。果たしてお味の方はいかに……?
材料と手順
材料(4人前)
- 新タマネギ 中サイズ2個
- 通常タマネギ 中サイズ1個
- おろしニンニク(チューブでも可) おおさじ1
- カレールー 70グラム
- サラダ油 おおさじ2
- 水 800ml
材料はかなりシンプルです。というか肉とかの具が一切ありませんよ……
手順
- 通常タマネギを薄切りにして、フライパンでサラダ油によくなじませる
※ここではまだ火はつけていません - 中火で加熱しますが、混ぜずに3分おいてわざと焦げ目をつけます。そしてひっくり返したらまた3分放置。これを繰り返して15分ほど炒めて、全体に焦げ目をつけていきます
普通のカレーの時はみじん切りにして焦げすぎないように炒めていくんですが、今回はわざと焦がしていくとのことでした。大丈夫かなぁ - 十分炒めたらおろしニンニクを加えて1分ほど炒め、水を足します。
だいぶクッタクタになりました。 - 煮汁の温度が65~75度くらいがカレールーの溶けやすい温度なので、そのくらいまで煮込んだらルーを入れてよく溶かします
※番組ではフライパンに水を入れて煮込んでましたが、私は鍋に移しています。大体70度になったところでルーを入れました。 - 大きめのくし切り(8等分)に切った新タマネギを投入し、強火で3分程度加熱したら完成です
新タマネギの食感と甘みを生かすために、大きめに切った上で加熱時間も短時間で済ますのだそうです。
できました
タマネギがゴロゴロしてますね。
で、味の方なんですが、確かに新タマネギの甘みや食感がしっかり味わえます。通常タマネギの甘みもちゃんと出てますので、Wタマネギカレーの名前に偽りなしという感じです。
ただねぇ、食感を残すために短時間しか煮ていませんので、やはりタマネギ独特の辛みも強めに残ってるんですよ。そこを楽しむカレーだというのは分かりますし、辛みも別に嫌いじゃないですけどちょっと目立ちすぎな気もします。
あと焦げるまで炒めた通常タマネギですが、黒く焦げた部分って結構口の中で引っかかるんですよねぇ。見た目も黒くてあまり良くありませんし。
番組見直してみたら、炒めてるときは黒く焦げた箇所が結構あるのですが、出来上がったものを見ると黒い部分が見当たらなくなっているので、おそらく盛り付ける前に焦げすぎた部位は抜いてるんじゃないかと思います。
というわけでちょっと味を変えます
やはり肉がないのは寂しいですので、挽肉を足すことにしました。番組ではタマネギの邪魔をしないように味が淡泊な鶏肉が良いとのことでしたので、鶏挽肉を足します。
たまねぎの辛みが飛ぶようにもう少し火を通し、スパイシーとコクを足すためにカレー粉やソースなども足しました。
ついでに(ちょっと手間ですが)焦げすぎたタマネギは拾い上げてしまいます。
出来ました。
タマネギの辛みは消えましたが、タマネギが多いだけのフツーのカレーになってしまいましたよ(苦笑)特徴らしい特徴がなくなっちゃいました。
あと、タマネギの水分が出たせいでちょっと水っぽくなっちゃったので、ルーを少し足す必要にも迫られました。
う~ん、なかなか上手くいかないものです。