スタートレック・ヴォイジャー:S5第21話「憎しみはコロナの果てに」あらすじや感想など
シーズン5 第21話(通算115話)「憎しみはコロナの果てに」”Juggernaut”のあらすじ
ヴォイジャーはマロン船からの救難信号を受信した。
生き残っていた2名を救助するが、乗り捨てられたマロン船は放射能漏れで危険な状態だった。もし船が爆発すれば3光年に渡って吹き飛ばされてしまうという。
ヴォイジャーは待避しようとするが、亜空間に歪みが出ておりワープが使えなかった。これでは逃げることが出来ない。
そこでジェインウエイはマロン船に向かい爆発を食い止めようとする。爆発までの猶予は6時間。船内はシータ放射線汚染が酷く、コントロールルームにたどり着くことすら困難だった。
2人のマロン人の案内で、チャコティとベラナ、ニーリックスが船へと向かう。
しかしただでさえ厳しい状況の中で、マロン人の一人ペルクは怪物に襲われて命を落としてしまう。
なんとかコントロールルームにたどり着いたベラナ達だったが、怪物からの執拗な妨害を受ける。
怪物の正体はマロン船のコア労働者だった。最も酷い環境で働くうちに放射能耐性を身につけていたが、既に死人同然の状態だった。それを恨んで船に破壊工作をしていたのだ。
もはや爆発を避けられなくなったため、ヴォイジャーはマロン船を恒星に落として汚染物質の拡散を防ごうとする。だが労働者はそれも妨害しようとする。
ベラナは彼に同情するが、言うことを聞かない彼を殴り殺して、船を恒星へと墜落させる。
マロン船は恒星内で爆発し、被害は最小限に食い止められた。
上陸班も無事帰還したが、ベラナは労働者を殺してしまったことが頭から離れなかった。
その苦い記憶を洗い流すかのように、ベラナはソニックシャワーを浴びるのだった。
補足情報や感想など
- マロン人が模型でブンドドしてる……
- 今回はベラナが必要以上に短気に描かれていたような気がします。少々やり過ぎかも
- 現実の核廃棄物問題や放射能問題を反映した脚本なんでしょうが、マロン人の人権意識や技術レベル、倫理観には疑問が残りますね。宇宙に進出している種族にしては低すぎます
- 台詞には時々出てくるものの、実際に使用されるシーンは極めて少ない「ソニックシャワー」の使用シーンがあります。心情と重ね合わせた意味のあるシーンなのですが、単に絵面だけ見るとお色気シーンなので、ちょっと演出のバランスはイマイチかと
- フェイザーが使えない状況なのは分かるのですが、コア労働者を殴り殺してしまうのは印象悪いですねぇ……
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