スタートレック・ヴォイジャー:S4第14話「プロメテウスの灯を求めて」あらすじや感想など
シーズン4 第14話(通算82話)「プロメテウスの灯を求めて」”Message in a Bottle”のあらすじ
セブンは天体測定ラボを用いて、はるか遠方に居る宇宙艦隊の船を発見した。
通常なら観測できる距離ではなかったが、異星人の中継ネットワークを利用して観測に成功したのだ。
ジェインウェイはこの中継ステーションを利用してその船との通信を試みるが、信号が劣化し上手く通信が出来ない。
そこでデータ劣化が起こりにくいドクターのホログラムデータを相手の船に送り込むことにする。
試みは成功し、U.S.S.プロメテウス号の医療室でドクターは実体化する。しかしその船はロミュランによって占拠されており、クルーは皆殺しにされていた。
ドクターはこの船に搭載されたEMHドクターのマーク2モデルを起動し、彼と共に船の奪還のため活動を開始する。
マーク2の活躍で艦内に麻酔を充満させ、ロミュラン人達を眠らることに成功する。しかしプロメテウス号はロミュラン領域に向けて航行を続けていた。
ドクターは何とか船を停止させたものの、今度はロミュランウォーバード3隻による迎撃を受けてしまう。
さらに追跡してきた艦隊の船との乱戦になってしまい絶体絶命の窮地に陥るが、ドクター達には艦の操作方法が分からない。
しかし偶然作動させた多方向攻撃モードの優れた戦闘能力によって、ロミュラン艦を撃退することに成功する。
プロメテウス号は艦隊に奪還された。
そしてドクターは無事ヴォイジャーに帰還し、任務が完了したことを報告する。ドクターは艦隊本部からのメッセージを持ち帰っていた。
ようやく艦隊との連絡に成功したことで、ジェインウェイは胸がいっぱいになるのだった。
補足情報や感想など
- シーズン4を代表する傑作回のひとつです
- ついにヴォイジャーがアルファ宇宙域艦隊本部との連絡に成功するという、シリーズ全体の流れとしても転機になるエピソードです
- そういう大事な話をコメディタッチで描いてしまうところがまた凄い。とにかくドクターとマーク2の掛け合いが実に楽しいのです
- 原題の”Message in a Bottle”も良いのですが、今回は日本語サブタイトルもなかなか冴えてます。日本語タイトルが酷いことには定評のあるスタートレックシリーズにしては(失礼)数少ない良いサブタイトルですよ
- ちょい役ですがヒロージェンも初登場です
- U.S.S.プロメテウスがまたカッコイイのです。やはり分離合体は男の子のロマンですぜ
- マーク2のデザインは、もしかしたらドクター・ベシアになっていた可能性もあるんですよねぇ
- この時点でまだロミュランはドミニオン戦争に参戦していません。ロミュランが連邦の同盟に参加するのはもうちょっと後です
- ドミニオンを「自治領」と呼んでしまう翻訳ミスは有名ですね。DS9の方が先に日本語版製作が行われていたのですから、ここはちゃんと整合性を取ってもらいたかったところです
- 「もう君たちは一人ではない」という艦隊からのメッセージには目頭が熱くなりますね!
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