シーズン3 第3話(通算45話)「地獄星からの脱出」”The Chute”のあらすじ
パリスとキムはアクリティリア星の監獄に囚われてしまった。爆弾テロを起こした容疑で有罪になってしまったのだ。
囚人にはクランプと呼ばれるインプラントが埋め込まれ、これが脳を刺激して2人の精神を不安定にしていく。
一方ジェインウェイはアクリティリア政府と交渉を試みるが、政府はヴォイジャーがオープン・スカイというテロリスト組織に協力していると考え攻撃してくる。
やむを得ず一時退散したヴォイジャーはテロの黒幕を捜索することにする。
キムとパリスの2人は脱出の方法を探るものの、囚人達との諍いでパリスは重傷を負ってしまう。
囚人の一人と協力して脱出ルートを見つけ出したキムだったが、地中深くにあるとばかり思っていたこの刑務所は宇宙ステーションの中だった。
その頃、ヴォイジャーは爆弾を製造した犯人を確保する。だが真犯人が見つかっても一度有罪になった者は解放しないというのがこの星の法律だった。頭にきたジェインウェイは、強硬手段に打って出る。
テロ犯人から得た情報でステーションの位置を確認したジェインウェイは、目立つヴォイジャーではなくニーリックスの船で刑務所に接岸すると、自ら突入部隊を指揮して2人を救出する。
パリスはドクターの治療で回復し、クランプも除去された。
キムはクランプの影響とは言えパリスを殺しかけたことを気に病んでいた。だが自分を守るために戦ってくれたキムに対して感謝するパリスの言葉は、そんなキムの心を和らげるのだった。
補足情報や感想など
- 海外ドラマの定番の一つ、刑務所ものです。この手の話で酷い目に遭うのはヴォイジャーならキム、DS9ならオブライエンと相場が決まっています(ひでえ)
- ニーリックスの船が活躍するのは珍しいですね
- ジェインウェイを怒らせるとはアクリティリア政府は馬鹿ですねぇ(苦笑)救出するだけで済ませてもらったのはむしろ幸運でしょう
- とはいえアルファ宇宙域の常識がまるで通じない世界で孤立無援というのは、やっぱり厳しいですね
- ただ突入部隊の先陣を切って艦長が切り込んでいくのには吹き出してしまいましたよ。おっかねぇ(苦笑)
- ラストシーンのキムとパリスの友情にグッと来ます。いいコンビになりましたね
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この頃の2人の関係が好きなんですよね、描写もなあなあでもなければ冷たくもなく…
最後に何食べるかを話しながら終わるところが好きです。
ただもちろんこれは個人的な感想ですが、
後期に行くにつれて、吹き替えの調子がこなれていくのもあったのでしょうけど、
何となくキムの口調が雑に、パリスは(こちらは脚本家が原因ですが)初期にあった基本大人だけどつい未熟さが出てしまい、それを反省して…っていうところから、基本大人って部分が抜け落ちた場面が多くなった気がします。
長期のシリーズだと後半になるに従ってキャラクターの描写がパターン化して細かい描写が減っていくというのは、よくあることなんじゃないかと思います。
最初のぎこちなさが適度に無くなってキャラがこなれてくるシーズン3辺りが一番脂が乗ってるのかもしれませんね。