新スタートレック:S3第15話「亡霊戦艦エンタープライズ”C”」あらすじや感想など
シーズン3 第15話(通算63話)「亡霊戦艦エンタープライズ"C"」”Yesterday’s Enterprise”のあらすじ
突如発生した謎のワームホールから出現したのはエンタープライズ”C”だった。
その瞬間、艦内の様子が一変する。艦は調査船ではなく軍艦となり、乗組員の言動もそれに合わせたものになる。ブリッジには死んだはずのターシャ・ヤー大尉の姿もあった。逆にウォーフの姿は消える。
エル・オーリアン人のガイナンだけは歴史が変わってしまったことを認識していた。ガイナンはピカードにC型機を即刻過去へ返すように進言する。
C型は22年前、クリンゴンの基地を助けてロミュランと戦い大破したというのが正しい歴史だった。これにより連邦とクリンゴンの和平が維持されるのだが、C型が未来に来てしまったことで歴史は変わり、現在の連邦とクリンゴンは戦争状態にあった。
しかしC型を過去に返すと言うことは、C型のクルー125人に死を宣告するようなものだった。だがその後の戦争で死ぬ400億人の命は助かるのだ。
ピカードは苦悩の末、C型を過去へ返す決断をする。実はクリンゴンとの戦況は大変悪く、連邦の敗戦は決定的だったのだ。
帰還準備を進める中、襲ってきたクリンゴン艦の攻撃でC型のギャレット艦長は死亡、カスティーヨ大尉が指揮を引き継ぐ。彼らは過去へ戻る決意を固めていた。
ターシャはガイナンの様子から、本来の歴史で自分が辿る運命を悟る。そしてC型と共に過去へ向かうことを選択する。
3機のクリンゴン艦から攻撃をうけ、D型は次々とクルーを失いワープコアにも致命的な損傷を受ける。
だがC型が過去へと戻った瞬間、全ての歴史は元通りになるのだった……
補足情報や感想など
- C型エンタープライズ(NCC-1701-C)はアンバサダー級。2344年にナレンドラの戦いで大破しています。その後2363年に”D”型が建造されるまで艦隊にエンタープライズは不在となります
- C型クルーの制服が懐かしいやつですね(劇場版でカーク達が着ていたタイプです)
- 今回別の時間軸のターシャが過去に行ったことで、後々のお話に影響が出ることになります
- ガイナンがいなかったら大変なことになってましたね
- 最後は突然歴史が元に戻って、あまり余韻も無いうちにスパッと終了しますが、その簡潔さが良いのです。グダグダとさせない潔い演出だと思います
- 時間ものの面白さを堪能できる一遍でした。よく練られた傑作シナリオだと思います
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