新スタートレック:S2第15話「未知なるメッセージ」あらすじや感想など
シーズン2 第15話(通算41話)「未知なるメッセージ」”Pen Pals”のあらすじ
エンタープライズは人類未踏のセルカンディ・ドレマ星域へ調査にやってきた。
以前に無人探査機が調査した際には生態系が存在したが、5つの惑星系全てで地殻変動が起こり壊滅に近い状態にあった。
この地質調査にあたり、ライカーはウェスリーをリーダーに指名する。
ウェスリーは突然の大役に戸惑いながらも懸命に任務を果たそうとするものの、年上の部下を扱う難しさに苦慮していた。
一方データはドレマ4号星のサージェンカという少女と交信を行っていた。彼らの星は地殻変動で壊滅しようとしていたが、未発達の惑星であるため、干渉することは艦隊の誓いに背くことになってしまう。
ピカード達は協議の結果、地殻変動の原因を取り除くべく行動を開始する。
ウェスリーの調査によって、ダイリチウム鉱脈の層で結晶構造が崩れているのが原因だと判明する。
だが惑星の災害が酷くなる中、データはサージェンカを救助して艦内にまで連れ込んでしまう。これにはさすがにピカードも怒りを隠せなかった。
共鳴器を打ち込んで地殻変動を抑えることに成功した後、ピカードはサージェンカの記憶を消して送り返すことを命じる。
今回の行動を詫びるデータだったが、ピカードは彼がまた人間に一歩近づいたことに対して、大きな期待を抱くのだった。
補足情報や感想など
- 今回はウェスリーの成長物語と思わせつつ始まりますが、中盤以降は情に溺れて暴走してしまったデータが中心に描かれます。急にテーマが切り替わるのでちょっと戸惑います
- ライカーのリーダー論が実に立派でした。なかなかそう上手くはいかないですけどね
- ピカード艦長も部下の意見を広く取り入れていて、理想の上司という感じがよく出ています。そのくせ非情な決断を下すと思わせつつ、最後は情に負けてしまうあたりがいいです。そこで見捨ててしまうようではピカード艦長を嫌いになっちゃいますよ
- 艦隊の誓いは相変わらず厄介な要素が多いですね。時には
破って曲げてしまいたくなる気持ちも分かります。でもさすがに今回のデータはやり過ぎでしたね。今回はちょっと彼らしくない行動が目立ちます。 - 吹き替えではピカードがダイリチウムのことを知らないような口ぶりでしたが、それはさすがにあり得ませんよねぇ
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