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ニュースやTVの話題から 代用肉・代替肉

単なるベジタリアン向けでは無い!代用肉・培養肉・植物肉の違いを整理してみました

投稿日:2019年4月11日 更新日:

Impossible(不可能)な食べ物?

最近ニュースでいわゆる「代用肉」の話題を聞くことが増えてきました。

アメリカの「バーガーキング」が「インポッシブル・バーガー」という商品を売り出したことによる影響のようですが、このような「代用肉」の市場は今後大きく拡大が見込まれる分野なのだそうです。

しかしながら代用肉の種類にも色々あって、ニュースによって扱っている物が違ったりもして少々こんがらがってきました。

その辺に興味がありましたので、一度調べて整理してみることにしました。

まず「代用肉」とは

調べたところ代用肉には2つの意味がありました。

  1. 肉の代わりにグルテンや大豆などから作った食品
  2. 牛肉や豚肉の代わりにする安価な肉

日本の精進料理で言うところの「お麩」や「高野豆腐」はまさに1番目に当てはまりますね。お麩はグルテンから、豆腐は大豆から作られています。

このような食品は意外とたくさんあります。

  • 大豆ミート(大豆のたんぱく質をお肉風に加工した食品)
  • 麩・豆腐・こんにゃく・湯葉(いずれも精進料理の定番)
  • がんもどき(雁もどき、と言うくらいですから鶏肉の代用が発祥です)

そもそも日本はこの分野については先進国なのです。スーパーの惣菜コーナーに行けば普通に「豆腐ハンバーグ」が買えるくらいに食卓に浸透していますからね。

一方で「牛肉や豚肉の代わりにする安価な肉」というと成型肉(圧着肉ともいう)が代表的でしょう。一番身近にあるのはカップヌードルに入っている「謎肉」ですね。でもこれはそもそも原料に肉を使っているわけですから「代用」と言うよりは「加工肉」と言った方が近いような気もします。

上記の定義からすると、最近登場してきている「培養肉」や「植物肉」は結局の所「代用肉」の中のカテゴリーのひとつでしかないと分かります。ただその製法は従来の物とはだいぶ様子が違って来ているようです。

「培養肉」とは

最近アメリカで開発が進んでいるのがこの「培養肉」だそうです。

既存の動物の肉の細胞を植物由来の栄養素で培養して増やして作るというバイオテクノロジーを用いた肉だそうです。アイデア自体は結構昔からあって、年配のアニメファンであれば「ジャングル大帝」にそのようなものが登場したのを覚えている方もいらっしゃるかと思います。要は動物を殺すことなく肉そのものだけを得るという技術です。

ただ、多額の資金を投入して開発されてはいるもののアメリカでは畜産農家の反発が激しく、またアメリカ農務省でも安全性を十分に確認できていないため法制度が整っておらず、いまのところ販売の見込みは立っていないそうです。

ですがアメリカでの制度化が遅れているうちにアジアでは一足先に法整備が進んで販売される可能性があるそうです。すでに和牛の複製にも着手しているということで、もしかすると高級和牛の複製肉が安価に手に入る時代が来るかもしれません。

「植物肉」とは

最近ニュースを騒がせているのはこちらの代用肉ですね。植物性の材料から合成された肉ということで「合成肉」と呼ばれることもあるようです。

アメリカの「インポッシブル・フーズ社」が提供している「インポッシブル・バーガー」や「サベージ・リバー社」の「ビヨンド・ミート」というブランドが有名です。

インポッシブル・バーガーは大豆のたんぱく質から、ビヨンド・ミートはエンドウ豆のたんぱく質から作られているそうです。つまり完全な植物性の製品というわけですね。発想としては日本の精進料理と近いわけですが、食べた人に言わせると本物の肉と殆ど区別は付かないそうです。

残念ながら日本ではまだ販売していないため食べられませんが、上陸したら一度は試してみたいと思っています。

ただ日本には既に豆腐ハンバーグやソイパティハンバーガーといった商品が普及してイメージも固まっていますので、これから入ってきてもあまりブームにはならないような気はしますね。

何故これからは代用肉なのか

ベジタリアン向けの需要やダイエット向けのヘルシーフードとしての需要ももちろんありますが、開発メーカーが目指しているものにはちょっと違う目標があるようです。

  • 既存の肉よりも安価に提供する
  • 動物の殺処分を減らす
  • 家畜の飼育に必要な大量の水や飼料を節減する
  • 家畜が発生する二酸化炭素やメタンガス(ともに温室効果ガス)を削減する
  • 将来の人口増による食糧の供給不足に備える。

といったことが挙げられています。中でも特に大きな問題とされているのは将来の食糧供給問題と地球環境問題です。

食用の家畜を育てるには大量の水と飼料が必要になります。世界の人口が増えていけば、穀物は飼料よりも人間の食料に回さなければ食糧事情が立ちゆかない時がいずれやってくるでしょう。また家畜の発生する温室効果ガスは人間の産業に由来する温室効果ガスのなかでもかなりの割合を占めているそうです(諸説あるので正確な割合が今ひとつハッキリしませんが…)

今は精肉類は普通にスーパーで日常的に購入できますが、遠くない未来には本物の肉はかなりの贅沢品となってしまうかもしれません。そしてその可能性はかなり高いんじゃないかと思います。

現代日本では比較的潤沢に食料が供給されているためあまり危機感がわいて来ないかもしれませんが、このようなことも少しは頭の片隅に置いておいても良いかもしれません。

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ブログ運営者:raccoon81920@raccoon81920
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