スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームはスパイダーマンファンへの大御褒美映画だった!
Spider-Man: No Way Home(原題)
というわけでネタバレ感想です!(検索にも引っかからないように設定してます!)
いやもう、何から語っていいやら。
個人的には好きな俳優さんであるウィレム・デフォー氏の怪演を再び見られたというだけで満足度かなり高いです(苦笑)
過去作から懐かしのヴィラン達が勢揃いというのは予告の時点で分かっていましたが、役者さんも全てちゃんと元のまま揃えてくれたのは素晴らしすぎます。吹き替え声優さんまでキッチリ呼んでくれましたよ!素晴らしい!
その悪人達を救う、というところに主眼を置いたストーリーというのも目の付け所がいいですね。
また、一人足りないとは言えかつての映画では成し得なかったシニスターシックス(に近いもの)を見せてもらえたのも評価高いです。
てっきり6人目にヴェノムさんが加わってくるものと予想していたのですが、全然登場しないので終盤まで存在を忘れてましたよ。間違いなくこの世界に来てるはずなのになぁ、と思っていたらオマケで登場してあっさり帰っちゃったのには爆笑しました。これで出番終了かよ!!!!!!!
まぁエディ&ヴェノムさんはあまり関わりすぎてもストーリーがとっちらかってしまいますので、このくらいで丁度良かったかも。シンビオートを置き土産に残していったので、これが今後のMCU世界で活躍するということなのでしょう。
細かいネタとしては
黒人のスパイダーマンもきっとどこかにいるという台詞とか、敏腕弁護士として登場するあの人にニヤリ。弁護士さん吹き替え声優まで一緒!
なんでニック・フューリーが地球に居ないこと知ってるんだ?(苦笑)
あとMCU世界にはオズコープ社がないことが判明。えー、てっきりある物だと思ってたのになぁ
スタークの作業アーム君がちゃんと生き延びていたのは笑った。
ああそして、やはり何といってもアンドリュー・ガーフィールドさんとトビー・マグワイアさんが顔を見せたときの衝撃といったら!!!!!
ある程度予想はしていた展開でしたが、実際に目にしたら思わず声が出ましたよ! いやまあ、ゲートの向こうに見えたスパイダーマンの衣装デザインの違いで「本当にきやがった!」って思ったんですけどね。でも、
- ピーター2 猪野学
- ピーター3 前野智昭
ってテロップは笑うわ(苦笑)
3人のスパイダーマンがそれぞれの設定の違いをいじりまくる会話はもう面白すぎ ました!
正直、登場したとしてもクライマックスでちょい役程度かなぁ、と思っていたのに、ガッツリ絡んで重要ポジションとしてストーリーに加わってくれたのは本当に嬉しい。
そしてアクションシーンから何から、色々なところが過去作へのオマージュになっているのも素晴らしい。過去の後悔を踏まえた展開になっているところがさらに涙腺を刺激します。
特にアメイジングさんが落下するMJを助けるところ!! これはマジで泣けた。あの助けた後の表情が何とも言えません!
それにしても、トム・ホランドのシリーズではやらないと思っていたベンおじさんの例の台詞をメイおばさんでやるとはなぁ……
立ち上がってから普通に話していたからホッとしたのに、いきなりあの台詞を言い出したのには「それ言っちゃだめーーーーーーっ!」って思いましたよ。
これで家族も学歴も、友人関係から恋人までごっそり失い、スターク社の後ろ盾もなくして、スパイダーマンらしいスパイダーマンになってしまいましたね。ある意味ここまでの3作を経て、やっとスパイダーマンのスタートラインに立ったような印象もします。
でも毎度のことながらスパイダーマンは不幸になりすぎです……
というわけで今回のこの映画は、これまでスパイダーマン映画を真面目に見てきた人に対する大ご褒美映画でした。まさに20年越しの総決算です。
エンドゲームに匹敵する作品がこんなに早く現れるとは思ってもみませんでしたねぇ。大満足ですよ。