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スタートレック: SNW・S1第7話「セレン・スコール」あらすじや感想など

09.ストレンジニューワールド(SNW)

シーズン1 第7話「セレン・スコール」”The Serene Squall”のあらすじ

元艦隊士官で現在は人道支援活動をしているドクター・アスペンの依頼を受け、エンタープライズは非連邦宇宙域との境界付近へやって来た。立ち往生しているコロニー船への救援を行うためだ。

だが3隻のコロニー船のうち、2隻が残骸となって発見された。

この宙域はセレン・スコールと呼ばれる海賊船が襲撃を繰り返している危険地帯だ。

残り1隻の痕跡を追って、パイク船長は連邦領域外へと船を進める。

発見したコロニー船は海賊に占領されている様子だった。パイク船長率いる上陸班が戦闘装備でコロニー船に突入するが、船内に開拓民は一人もいない。

全ては罠だった。コロニー船と思われた船こそ海賊船であり、しかも上陸班の転送の隙を利用して海賊がエンタープライズに乗り込んできたのだ。

ギリギリで副長がシステムをロックしたものの、海賊により船は占領され上陸班も捕らえられてしまった。

危うく難を逃れたスポックとドクター・アスペンは機関室から船のコントロールを取り戻そうとするが、船のロックを解除した途端にアスペンは正体を現した。

ドクター・アスペンこそセレン・スコールのリーダー、エンジェルだったのだ。

彼女の本当の目的は、夫のザベリウスを取り戻すことにあった。ザベリウスはバルカンの更生施設に囚われているバルカン人犯罪者なのだ。

エンジェルはスポックを人質にして、トゥプリングとの交渉を始めるのだが……

情報を整理してみる

  • ライラ・オミクロン第3衛星にバルカン犯罪者更生施設アンケシュタン・クティルがあるとのこと
  • 小惑星帯で遭遇したレーザーネットはソリア人のエネルギーフィールドみたいな感じですね(TOSシーズン3第9話「異次元空間に入ったカーク船長の危機」
  • パイク船長たちを捕らえた海賊たちはレミーというオリオン人に率いられていました。やはり海賊と言えばオリオン人ですね。ですが彼はあまり部下からの人望はないようです
  • レミーはパイク船長達をクリンゴンに売ろうとしていました(パイク船長はクリンゴン上層部に顔が利くはずなんで、下手に売りに行ったら海賊の方がヤバそうなんですけどね)
  • パイク船長はアルファ・ブラーガ4作戦で海賊を分断しようと試みます。これは敵の一部をそそのかして反乱を起こさせるという作戦でした
  • スポックはエンジェルの人質交換計画をご破算にするため、チャペル看護師と愛し合ってるフリをしてトゥプリングとの婚約を解消してしまいました
  • 本物のドクター・アスペンはエンジェルによってどこかの小惑星に放置されたとのこと。コロニー船の開拓民は元々存在すらしていませんでした
  • パイク船長はまんまと敵船を乗っ取り、エンタープライズを無力化して取り戻すことに成功しました
    ※バックドアコードを用いて遠隔でエンタープライズを操作するという描写がありましたが、おそらくこれは劇場版「カーンの逆襲」でリモコンコードと呼んでいた機能でしょう。カーンの逆襲ではカーク提督はこれを使ってリライアント号の防御スクリーンを下ろしまんまと逆転しました
  • エンジェルは部下全員を見捨て、一人でシャトルに乗って逃亡しました
  • スポックはトゥプリングと再び婚約関係を結びました
  • ザベリウスの本当の名前はサイボックでした。彼はスポックの腹違いのお兄さんです。劇場版「新たなる未知へ」で登場し、やっぱりエンタープライズを乗っ取ります
  • ちなみに更生施設のシーンでトゥプリングと一緒に歩いていた同僚のバルカン人男性はストンさんといって、TOSシーズン2第1話「バルカン星人の秘密」でも登場するのですが……
  • 宇宙歴は1997.9

今回の感想

今回もド定番ストーリーの一つ、船が敵に乗っ取られてしまうパターンです。どのシリーズでも最低一度は船を奪われる展開があるものですからね。しかし船長自ら上陸班を率いて戦闘に向かうという宇宙艦隊の悪癖は本当にどうにかした方がいいのでは(苦笑)

トゥプリングとスポックが将来破局を迎えるのはシリーズの展開上仕方ないところなのですが、彼女にはちゃんとスポックに対する愛情があり、相手を理解する努力もしていて実にいじらしいところを感じます。とてもいい女性じゃないですか(でもよりによってストンさんが登場してしまいましたよー)

ドクター・アスペンことエンジェルを演じている女優さんは生き生きと悪女を演じていて楽しいですなー。あまり日本では知られていない女優さんのようで、お名前で調べても日本語の情報が殆ど出てきませんね。またエンタープライズに襲いかかってきそうな感じなので、期待しておきましょう。

スポックが地球人でもバルカン人でもない別の存在だという評価は、かなり核心を突いてますね。

海賊と言うことで案の定オリオン人も登場してきましたが、無能キャラで演出されていたのはちょっと残念かな。まあ今回の場合パイク船長側はあくまでサブストーリーですから、キャラが目立ちすぎてしまうわけにもいかないので抑えたのでしょう。

チャペル看護師がもうかなり心揺れまくりなのも見所! それを知ってか知らずか、作戦のためとは言え彼女に新しい恋人役を演じさせてしまうスポックときたらもうね。

あとはサイボックが突然登場したのには驚いた! あのラジー賞映画からネタを引っ張ってきましたか。まあそもそもあの映画でスポックの兄が登場したこと自体もかなり唐突だったんですけどねー。姉バーナムの存在も唐突でしたし、他にも兄弟がいても驚きませんよ。

それと海賊ごっこをしてふざけるパイク船長を冷たくあしらうウーナ副長がひどい(笑)パイク船長かわいそう

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