イオンの今年の「代用ウナギ」は「鮭ハラミの蒲焼き」だそうです
うなぎの漁獲量減少や価格高騰を受けてイオンでは毎年土用丑の日が近づくと鰻蒲焼きの代用品を出してきますが、今年は鮭のハラミを使った蒲焼きだそうです。鮭は漁獲量が安定していることと、ハラミは脂身が多く風味をウナギに近づけやすいことから選ばれたそうです。
全国販売は6月8日からとテレビのニュースでは言っていたのですが、うちの近所のイオンでは先行販売していたので買ってきてみました。
206g入りのパックで819円(税別)でした。100gあたり398円ですね。決して高いわけではありませんが、あまり安価なわけでもありません。そりゃあ国産ウナギに比べれば十分安いですが、所詮は代用品ですからねぇ・・・
「asc認証」というマークが付いています。これは水産養殖管理協議会(asc)の基準に従って養殖された水産物、という認定証だそうです。
一応、蒲焼きのタレと山椒が付属していましたので、身を2つに切って鍋に入れてタレも入れて加熱してやりました。付属のタレだけでは少々分量的に物足りなかったので酒とみりんと醤油を足して煮込んでいます。
加熱後皿に移し、山椒をかけました。
う~む、見た目的にはウナギには程遠い・・・
骨がかなり残っていますので、ご飯にのせて丼にしたとしても、うな重のようには食べられませんね。どんぶりにするなら骨は抜いてやらないと食べにくくて危険です。結構手間がかかりそう。
食べてみると風味はかなりウナギっぽいです。かなり頑張っていると思います。ハラミの脂が良い具合にタレや山椒と合わさってウナギと近い風味を出しているように感じました。でも物凄く脂が出ますねぇ~。お皿がギトギトになってしまいましたよ・・・
栄養価を調べてみる
鮭の栄養バランスを調べてみました。ハラミだけの場合の栄養資料が見つからなかったので、銀鮭切り身のデータです。100gあたりのおおよその値ですが
- カロリー 204kcal
- たんぱく質 19.6g
- 脂質 12.8g
- 炭水化物 0.3g
になるそうです。普通の銀鮭切り身の栄養資料ですので、ハラミだけだと脂質はもっと多くなるんじゃないかと思います。
ちなみにウナギの蒲焼きの場合は100gあたりで
- カロリー 293kcal
- たんぱく質 23.0g
- 脂質 21.0g
- 炭水化物 3.1g
となるそうです。やはり脂ののったウナギは脂質も多めですね。でもその脂っ気が炭火で炙られてあの蒲焼きの味につながるわけですから、悪いことばかりでもありませんよね。脂質の多い鮭のハラミを使った代用ウナギというのは、結構いいアイデアだったんじゃないかと感じました。
まあどうあがいても身の味は鮭なんですけどね(苦笑)
どうせ食べるならやっぱり本物の方がいいなあ…