サバ缶を使ったレシピ
最近何かと話題になっている「サバ缶」
やたらと売れているらしくて、スーパーの棚を見てもサバ缶の所だけ商品がないことがあったりして、つくづく日本人はブームに乗せられやすいなぁと呆れてしまいます。まああまり人の事を言えた義理ではありませんが。
そのサバ缶を使ったレシピを紹介するという番組をNHKの番組表で見かけ、ちょっと気になったので録画して見てみました。
番組で紹介されたレシピはこの6品だったのですが・・・
- さば缶と大根の炊き込みごはん
- さば缶のピザトースト
- さば缶の担々麺
- さばの麻辣干鍋
- さばのコトリヤード
- さばの棒ずし
サバ缶レシピは最初の3つだけで残りは普通にサバを捌いて使う料理でした。サバ缶レシピについても、ピザソースはそこそこ手間がかかるし担々麺もそれなりに凝った内容で、あまりお手軽とは言えない内容です。炊き込みご飯は簡単なのですが、サバを炊き込むと炊飯器が魚臭くなるので片付けがちょっと面倒かなぁ・・・というわけであまり役立ちそうにありません。
ちょっと期待外れではあったのですが、後半紹介されていたコトリヤードというのは、アレンジすればサバ缶で簡単に作れそうでしたので、これを試しにやってみました。
サバ缶で作る一人向けコトリヤード
コトリヤードというのはフランス・ブルターニュの郷土料理だそうです。
お手軽にアレンジなので手間のかかる事はやりません。とろみ付けのブールマニエも作らないし、香草類も省略します。使う貝もムール貝など用意せず、スーパーで特売してたアサリだけです。
うちには丁度こういう料理に向いた一人鍋(南部鉄器製)があるのでこれで調理します。
まず鍋を熱して薄切りにしたタマネギ半分をバターとにんにく(チューブ入りのにんにくで済ませました)で炒めます。
しんなりしたところに砂抜きしておいたアサリとお酒を投入。本来はワインを使うらしいですが手元には日本酒しかなかったのでそれで代用です。お酒が沸騰して全体にザッと火が通ったら適当な分量の水を入れて貝がしっかり開くまで煮込みます。
最後にサバの水煮缶を投入。汁も全部入れてしまいました。
缶詰のサバは十分に柔らかくここから沸騰させると煮崩れしてしまいますので、全体に熱が通る程度で火を止めます。はいこれだけです。
完成しました。本来のレシピにある生クリームとかとろみ付けとかは全部端折った超お手軽レシピです。
しかしサバのうまみは勿論ですがアサリの出汁とバターでなかなか良い味が出てくれました。ちょっとしょっぱい味になってしまったので、缶の汁は全部入れなくてもよかったかもしれません。
しかしこれはお酒が進みますね、日本酒にやたら合います。
もっとちゃんと作れば本来の味が出せるのでしょうが、お手軽に作るならこれで十分オイシイです。野菜等を足して違ったアレンジするのも面白そうですね。