勉強すれば勝てるというものでもありませんが
株式投資は難しく、こうすれば必ず勝てるというような必勝法はありません。かといって運や勘に任せた投資では資産を減らす確率の方を上げるだけです。
色々勉強して知識を蓄えていけば、多少は勝率も上げていく事が出来るとは思いますが、初心者の場合、勉強しようにもなにから勉強してよいかすら分からない場合も多いかと思います。
そこで今回は3つの投資手法に絞って、手法別のオススメ図書をご紹介いたします。実のところ私もここに挙げる本の全部を読んでいるわけではないのですが、各手法それぞれ1冊は目を通しています。
ハッキリ言ってかなり保守的な選択ですが、長い間読まれている基本中の基本の7冊ですので、初心者向けのラインナップかと思います。
バリュー投資
割安な銘柄に投資しようという手法です。
企業の中には、その企業価値(バリュー)に対して市場から低い評価しか受けておらず、株価が低迷しているものがあったりします。そういった「バーゲン銘柄」を見つけ出して安いうちに購入・長期保有し、市場から正当な評価を受けるのを待つという手法ですね。徹底してバーゲン銘柄しか買わないというのがポイントでしょうか。
かのバフェット先生もこの手法です。代表的なのはこの2冊。
この2冊は両方とも読みました。
アマゾンだと両方とも Kindle Unlimited が設定されていますので、Unlimited会員は定額で読めてしまいます。ありがたいですねぇ。
グロース投資
企業の成長性を見込んで投資する手法です。
今後大きく成長しそうな企業を探し出して、その企業の成長とともに上がっていく株価によって利益を得ようというやり方です。これもやはり長期投資になりますね。
「投機」では無い「投資」という意味では、この手法が一番本来の投資と言えるかもしれませんね。うまく選べば大化けしてテンバガーすることだってあるかもしれませんよ。
代表的なのはこの3冊
私は「ピーター・リンチの株で勝つ」を読みました。以来身近な所で将来性のありそうな企業を探してはいるのですが、なかなかコレという企業には巡り会えていませんねぇ・・・
インデックス投資
市場全体の動きに投資しようという手法です。
日経平均やダウ平均、S&P500のような株価指数(インデックス)に対して投資し、市場全体の成長から利益を得ようとする手法です。インデックスもリーマンショックのような金融危機時には大きく下落しますが、アメリカ株を見ると結局はショック時の下落を乗り越えて上昇を続けています(この点、日本の日経平均は右肩上がりどころか低迷期間が長く、大変情けない状況なのですが・・・)
また長期の積み立て投資で複利効果が得られるのも大きいところです。
かのバフェット先生も「素人はS&P500を積み立てろ」とおっしゃっているくらいです。
代表的なのはこの2冊
「ウォール街のランダムウォーカー」 が鉄板ですね。でもファンダメンタル投資やテクニカル投資を実践している方には少々耳に痛い内容かもしれません(苦笑)
ただ最近は各インデックス指数ともかなり上昇してしまっていますので、今から始めるのはちょっとタイミングが悪いかもしれません。