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ホリエモンロケットこと「MOMO3号機」が目指す”価格破壊”の宇宙産業とは

投稿日:2019年5月4日 更新日:

宇宙到達おめでとう

ホリエモンこと堀江貴文氏が出資していることで話題になっている民生ロケットが、上空100kmの宇宙空間に到達したことが話題になっています。

堀江氏が参加していると言うことで胡散臭さを感じている方もいらっしゃるかと思いますし、実際2号機が失敗した時に、ここぞとばかりに笑いのネタにしている人達も居ましたが、大変残念なことに思います。そもそも宇宙開発においては失敗も大事なデータなんですが、そういうことが分からない人も多いのでしょうね。今回宇宙空間到達に成功したことで、評価も変わってくるのではないかと思います。

ところで今回の打ち上げ映像、大量の煙を吐きながら上昇するスペースシャトルの打ち上げとは大分印象が違いますよね。MOMO3号の打ち上げは大きな煙も無く、やや迫力不足に感じた方も多いかと思いますが、これは燃料の種類が違うことによるものです。

例えばかつてのスペースシャトルや日本のH-IIロケットは液体酸素と液体水素を用いていますが、今回のMOMO3号はエタノールを用いているそうです(第二次大戦中のドイツ軍のV-2ロケット等と同様のタイプです)ロケットの中にはヒドラジンのような危険な物質を用いている物もあるのですが、そういった物に比べると比較的安全なロケットと言えます。

また今回のロケットはとにかく低価格というのがポイント。JAXAのH-IIロケット一回の打ち上げ費用が約85億円~120億円というのに対して、秋葉原で買えるような部品を多用して徹底的に費用を抑え、今回の打ち上げ費用は数千万円というのですから、これがどれだけ価格破壊になるのか分かりやすいという物です。もちろんまだ衛星の低軌道投入すら出来ない性能ですし搭載できる重量にも大きな差がありますから、単純に比較できる物ではありませんが・・・

なつのロケット団

このプロジェクトはもともとは宇宙好きの人間が集まって趣味で始めたような活動が元になっています。

このあたりのお話は私などが説明するよりも、初期からのメンバーである漫画家のあさりよしとお氏が再現マンガを描かれておられますので、こちらを読んでもらうと大変楽しめると思います。資金が無かった頃は各自のポケットマネーで部品を購入し、あさり氏の家の台所でエンジンを組み立てていたというエピソードもあったりして、本当にコツコツと進めていた活動なのだなぁ、ということが分かります。また技術的な試行錯誤が分かりやすく描かれていますのでロケット開発の難しさというものも多少は感じられるのではないかと思います。

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またこのマンガでは実在の人物を小学生のキャラクターに置き換えて描いているのですが、三浦君というキャラクターがあの人です。その辺を読み取れると面白さが倍増します(苦笑)

将来目指すべき性能は

今回のロケットはやっと宇宙空間に到達したというだけで、これだけではまだ実用化というわけにはいきませんね。

テレビでも言っていましたが、やはり目指すところは小型衛星の低軌道投入でしょう。これが安定して出来るようになると一気に商用化の道が開けます。しかもかなりの低価格を目指しているわけですから、順調に進めばかなり面白いことになるんじゃ無いかと思います。

国際宇宙ステーション(ISS)が周回しているのは地上から約400km、JAXAの小型ロケット「SS-520」4号機の到達高度が約500kmですので、この域を目指さなければならないわけです(ちなみに「SS-520」の1回の打ち上げ費用目標は5億円だそうで、これもかなり格安なのです)

上記の漫画では100km到達は2016年を予定と記載されていましたが、結局達成は2019年になってしまいましたね。次は今回のロケットの4倍程度の航続距離が必要になるわけですから、まだまだ先は長そうです。

それはそうと漫画の方の第二巻は一体いつの発売になるのでしょうか…?(苦笑)

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ブログ運営者:raccoon81920@raccoon81920
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プラモデル作りは精神を落ち着ける大事な時間
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