(以下、ネタバレ全開です)
シーズン1 第8話「贖罪」”Redemption”のあらすじ
クイールを殺しザ・チャイルドを奪ったスカウトトルーパー達だったが、彼らはIG-11に倒される。
モフ・ギデオンのトルーパー部隊は、Eウェブ重連射式ブラスター砲を組立て、マンダロリアン達への攻撃準備を完了する。
マンダロリアン達は下水道へ逃げようとするが、格子が外れず進めない。
モフ・ギデオンは降伏勧告を行い投降を呼びかけるが、投降しても命の保証はしないと言う。
そこにザ・チャイルドを抱えたIG-11が街に乱入して戦闘を始めたため、それを切っ掛けに乱戦となる。Eウェブは破壊されるがマンダロリアンは負傷してしまう。
マンダロリアン……本名ディン・ジャリンは死を覚悟して、先に仲間を下水道に逃がすが、IG-11がヘルメットをとって治療を行ったことで九死に一生を得る。ドロイドは命がない存在のため素顔を見られても教義には背かずに済むのだ。
下水道で仲間と合流したディン・ジャリンは隠れ家の仲間達の多くが帝国軍のために死んだか、この星から逃げ去ったことを知る。
唯一隠れ家に残っていたアーマー職人はディン・ジャリンに対し、教義に従いザ・チャイルドを同族の元に返すか、成人するまで父親代わりを務めるように命じる。
そして「クラン・オブ・ツー」の紋章とジェットパックを授ける。
地下の溶岩の河を抜けて宇宙船へ向かう一向だったが、出口はトルーパー達が待ち伏せしていた。IG-11は自爆してトルーパー部隊を全滅させ、道を開く。
しかしそこにモフ・ギデオンの乗ったタイ・ファイター戦闘機が襲いかかる。
ディン・ジャリンはジェットパックでタイ・ファイターに飛び移り、爆弾で墜落させて倒す。
帝国残党は一掃され、キャラはカルガの用心棒として惑星ネヴァロに残ることになった。ディン・ジャリンはクイールの埋葬を済ませると、ザ・チャイルドの故郷を探すためネヴァロを後にする。
一方、モフ・ギデオンは墜落したタイ・ファイターの装甲を黒いライトセイバー(?)で切り裂き脱出していた……
情報を整理してみる
- モフ・ギデオンはマンダロリアンの本名がディン・ジャリンということを知っていた。元ショックトルーパーのキャラシンシア・デューンの経歴についても詳しかった
- モフ・ギデオンは戦犯として処刑されたはずの人物。マンダロアの大粛正中には帝国保安局に在籍しており、当時の事情に詳しいらしい
- マンダロリアン「ディン・ジャリン」はマンダロアの生まれではない。マンダロリアンによって命を救われて育てられ、その教義に従って生きている
- キャラはオルデランの兵士だったとのこと。オルデランと言えばレイア姫の故郷としてあまりにも有名ですね(デススターに破壊されましたが……)
- Eウェブ重連射式ブラスター砲の逸話としてモフ・ギデオンが語った内容
・キャラの仲間はEウェブ(の前のモデル)に何人もの仲間をやられている
・「マンダロア包囲戦」通称”千の涙の夜”においてマンダロリアンの新兵を壊滅させている - 「クラン・オブ・ツー」の紋章は第2話で倒したマッドホーンをかたどったもので、ディン・ジャリンとザ・チャイルドの2人で一つのクラン(一族)という意味とのこと。
今回の感想
冒頭のスカウトトルーパーの掛け合いが妙に人間くさくて面白かったです。映画シリーズの方だとトルーパーはあまり個性を強くは出してきませんが、こういう描写に尺を取れるのがドラマシリーズのいいところですね。
アジトを変えろ、って別れるときに言ってたのに、アジトへ行けば仲間が助けてくれるって言い出すマンダロリアンにはちょっと違和感。案の定隠れ家は酷いことになっていました。全部原因は自分だろうに(苦笑)逃げ延びた仲間達に再登場の機会はあるのでしょうか?
クイールはやっぱり死んじゃってましたか~、最後に埋葬するシーンがあったのはよかったですが、いいキャラクターだったのにあっさり死にすぎて残念です。その一方で彼よりもIG-11の方が大活躍の上、死に様をじっくり描いていてちょっと驚きましたわ。扱いの差が大きすぎません?
やっと「ジェダイ」という言葉も出てきましたが、ザ・チャイルドが狙われる理由の詳細については結局語られないまま終わりました。その辺はシーズン2のお楽しみというところですね。
最後にモフ・ギデオンが使っていたのはやっぱりライトセイバーなんでしょうかね? この辺も次への伏線ということなのでしょう。