マキネッタは洗うべきか?洗わないでも衛生的にいいのか?
マキネッタは洗わない(そんなダイヤモンドは砕けないみたいに言われても・・・)
モカ・エキスプレスとか、エスプレッソ・ポットなどとも呼ばれますが、このタイプの直火式エスプレッソメーカーを長年愛用しています。
私はマキネッタと呼ぶ方がなんとなく馴染んでいるんですが、これは「小さなエスプレッソマシン」という意味のラテン語が語源なのだそうです。
私が愛用しているのは、この3カップ用のマキネッタです。
一応うちにはドリップ式の道具もあるんですが、マキネッタなら火にセットして待ってるだけという簡単作業なので、家でコーヒーを入れるときはこちらばかり使っています(ドリップ式をのんびりポタポタやるのはどうも性格に合わなくて・・・)
それになんと言ってもかなり濃いコーヒーができあがり、とても美味しいです。私はこちらの方が断然好みなのです。
ポット自体が小さくガスコンロの五徳には上手く乗っかりませんので、火にかけるときは100円ショップで買ってきた鉄の網を敷いてから乗せています。火力を小さくしてあまりポットから炎がはみ出さないようにするのが肝心です。
さて本題です
このマキネッタ、イタリアでは使用後は軽く水洗いする程度で、絶対にゴシゴシと洗ったりはしないそうです。そうして使っている間にコーヒーの油分が中に付着していくことで、ポットが育って味わいが良くなっていくというのです。
一方で、衛生的ではない、汚い、と考える方も多く、毎回しっかり洗っている方も数多くいらっしゃるようです。特に日本では衛生に対する意識が高いせいか「洗う」派が多いように思います。上の商品のアマゾンのレビューを見てみると「洗う」派の方がかなりの数いらっしゃるのが分かります。反対に「洗わない」派の方が少数派のようです。
さて私の方はといいますと、使い始めこそちゃんと洗ったものの長年使い続けたマキネッタはずっと簡単な水洗いしかしておらず、積もり積もったコーヒーの油分に微少な粉末も固着して真っ黒になってしまっています。もはや水で流した程度では全く取れません。
長年使い続けましたからねー。ここまで汚れても洗剤とスポンジでしっかり洗ってやればかなり綺麗に出来るとは思うのですが、もちろんそんなことをする気はありません。
この状態を「良く育ったポット」と思うか「汚くて非衛生的なポットだな」と考えるかは、見る方のご判断にお任せいたします・・・
ただ、アルミ特有のさびや腐食は全くでていませんし味的にも全く不具合は感じておらず、実用上は何も問題は無いと思っています。あとは使う人が精神的にこれを許容できるか否か、といった部分の方が大きいんじゃないかと思いますね。