(ストーリーのネタバレを含みます)
第5話「未知への旅」のあらすじ
ラヴォーナによって”剪定”され死んだと思ったロキだったが、目覚めるとそこは廃墟と化した街の中だった。
ロキの前に現れた複数のロキ達によると、ここは遙か未来にある ”虚無” と呼ばれる ”時間の終わり” の世界だった。剪定された時間分岐は消滅するのではなくここに送り込まれ、アライオスという雲の怪物に食べられてしまうのだ。
キッド・ロキ達の隠れ家にやってきたロキだったが、この世界には他にもロキのグループがあり、襲ってきたロキ軍団と戦闘が始まってしまう。ロキは呆れ果てながらも隠れ家を脱出する。
一方、シルヴィはラヴォーナを問い詰め ”虚無” よりも未来に本当の黒幕がいるとの考えに到る。シルヴィはラヴォーナのタイムバッドを奪い、自分を”剪定”して ”虚無” へと向かう。
”虚無” で目覚めたシルヴィはアライオスに襲われるが、そこをメビウスに助けられ、ロキ達とも合流する。
シルヴィが持ち込んだタイムバッドを使ってメビウスはTVAへと向かい、ロキとシルヴィはアライオスの攻略に向かう。
クラシックロキがアスガルドの幻影を作ってアライオスの気を引いてくれた隙に、ロキとシルヴィはアライオスの意識を乗っ取ることに成功する。
アライオスの雲が晴れ、その先に現れたのは……?
情報を整理してみる
- ”虚無” ではあらゆるエネルギーを食うアライオスが番犬をしており、誰もここから出られないようにしています。同時に誰もこの先の時間へ行けないようにしている模様です
- ”時間の終わり” よりも未来の世界はTVAには感知できません。どうやらそこにTVAやタイムキーパーズを作った者がいるようなのですが……?
- アライオスの前に降ってきた米海軍の駆逐艦はUSSエルドリッジ。SFや都市伝説ファンにはお馴染みの ”フィラデルフィア計画” の実験で使われた船ですね
- ハンマーを持ったごっついロキは”自慢好きロキ”とクレジットされてました
今回の感想
ワニのロキが結構芸が細かくて可愛かったです。やっぱ動物の可愛さに頼るのはずるいわー(苦笑)
”虚無”は様々な世界の分岐が捨てられているということで、ニューヨークだけでは無くゴールデンゲートブリッジやスフィンクスなども同じエリアに同居しているカオスな世界でした。建物も地球の物だけじゃありませんでしたね。細かく見ていけばかなり色々とネタが仕込まれていそうです。
お話の方は入り組んでいて分かりにくいところも多いのですが、要するに物凄い未来に本当の敵がいるんだけど、虚無が壁になっていて普通の手段ではその先の未来には到達できない、という感じで良いのかしら?
怪物を攻略しないとその先への扉が開かないというのは、妙にゲーム的ですけどね。
今回は何といってもクラシックロキが良い役回りでした。ちょい役なのにもの凄く美味しいところを持って行きましたよ。アスガルドをまるごと再現とか、幻影の魔術では最強クラスですね。さすがサノスをも凌いだと言うだけのことはあります。でも死んじゃったのは悲しいなぁ。
それにしてもあの虚無の世界は、石を投げればロキに当たるというほどロキばかりが生き残った世界。ロキだけというのもあまりに不自然ですが、この様子だと最後の黒幕もロキかもしれませんね。