スタートレック・エンタープライズ:S2第21話「理由なき憎しみ」あらすじや感想など
シーズン2 第21話(通算47話)「理由なき憎しみ」”The Breach”のあらすじ
エンタープライズは行方不明のデノビュラ人科学者を救出するため惑星ザントラスへと向かう。この惑星は政情が不安定で内戦状態にあり、異星人は3日以内に全て退去するよう通達が出されているのだが、科学者達は地底深くに調査に出ており連絡が付かないのだ。
トリップが指揮する上陸班は地下洞窟の奥にいると思われる科学者達の探索に向かう。
一方エンタープライズはエンジン故障で危機的状況に陥った異星人の船を救助する。ところが乗員のうちの一人は、ドクター・フロックスの治療を受けるくらいなら死んだ方がマシだと言う。彼はアンタラン人だった。
アンタランは300年前までデノビュラと戦争をしており、デノビュラ人に対して深い恨みを抱き続けているのだ。
ドクターが治療しなければ彼は死んでしまう。しかしアンタラン人は治療を拒否し続け、ドクターは自分の無力さに打ちひしがれる。
だがドクターの地道な説得は彼の心を動かし、ようやく治療を受け入れてもらえることになった。もちろん300年のわだかまりを解くことは容易ではないが、それでも両者にとってそれは大きな前進なのだった。
補足情報や感想など
- トリブルの繁殖を抑える方法があるんですね(今回はエンタープライズのシリーズ中でトリブルが登場する唯一のエピソードです)
- 上陸班の命が軽いのはいつものことですが、随分と危険な洞窟探検を士官達にやらせるものです。まあこのメンバーなら誰も死なないのは分かりきってるので安心ですが、ぶっちゃけこっちのサブエピソードあってもなくてもいいよね……
- スパイダーマンみたいに壁を上るデノビュラ人には変な笑いが出てきます
- 戦争による民族間の憎悪や偏見がテーマでしたが、ちょっと踏み込み不足な感じは否めないかと。でも最後を息子への手紙で締めるのは良かったと思います
エンタープライズの目次ページはこちら