火気は危険
前回手火鉢を作り、思った以上に部屋を暖める効果が確認できました。
さらに火鉢の周辺は放射熱でかなり熱くなります。しかし最大の問題は火気である事です。最悪の事態「火事」だけは絶対に避けなければなりません。
私は趣味でプラモデル作りをしますが、プラモデル用塗料の薄め液や缶スプレーは立派な可燃物です。火気の近くで使うなど論外です。
また塗装作業中はどうしても溶剤の匂いを排出するために換気をしなければなりません。いくら部屋を暖房してもすぐに室内の空気が入れ替わってしまいますので、全くの無駄になってしまいます。
冬場のプラモデル作りは寒さとの戦いでもあるのです・・・
そこで次の防寒対策
椅子に座って作業をしている際、上半身は割と厚着をしていれば大丈夫なのですが、やはり寒さが厳しいのは足元です。
そこで足先だけを集中して暖める事を考えます。イメージとしてはお湯に足を浸けない足湯または足先だけ用のコタツというところでしょうか。
心臓から遠く冷えやすい足先を暖めることは血行の促進に大変効果があるそうですし、足湯には全身で湯船に入るのに匹敵するほどのリラックス効果や免疫機能の向上効果が期待出来るという研究もあるそうです。
作業計画を立てる
なるべく手近な物で簡単に作る事を考えました。
熱源には湯たんぽを使います。外枠の箱には、当初段ボールを使おうと思っていましたが、ちょうど家に手頃なサイズの使っていないプラスチック製書類ケースがありましたのでこれを使う事にしました。
断熱シートには、防災袋の中に入れていたアルミブランケットを使います。
アマゾン等でも購入できますが、安価で断熱性能も高いです。ただこれを体に巻いて使うと結構蒸れるという欠点はありますが。
また、熱源としては湯たんぽを使用します。
今回これが一番お金がかかってますね。まあ普通に寝るときの湯たんぽにも使えますし、あって困る物でもありません。
他にタオルを2枚使って湯たんぽをくるみ、最初に考えた図面のようにセッティングしてやります。さすがにお湯を入れた湯たんぽに直接足を付けたらやけどしてしまいますからね。
と言うわけで
できました。順番に箱に入れていくだけなのでとても簡単です。
早速使ってみましたが、思った以上の効果がありました。朝、湯たんぽにお湯を入れて箱にセットしてやると、夕方まで十分あたたかみが続きます。もっと早く冷めてしまうかと思っていたのですが、断熱シートが思いのほか効果を上げているようです。
また、足元を暖めているだけで体全体にも温熱効果が循環します。足湯と同様の効果ですので、これはある程度予想はしていましたが、思った以上の効果です。勿論限界はありますが、冬場に換気扇を回していても、これなら寒さに対応できそうです。
ただ足をガッツリ突っ込む事になりますので、身動きが取りにくくなるのが最大の欠点でしょうか。あとは、これだけだと膝のあたりに少し寒さを感じますので、膝掛けもあった方が良さそうです。
追記(超重要)
上記の状態で数回使ってみましたが、足に違和感を感じたので使用を中止しました。どうも低温やけどの一歩手前になっていたようです。
あらためて調べてみると、湯たんぽは低温やけどのリスクが最も高い暖房器具だそうで、使い方にはだいぶ気を使う必要があるとの事。
迂闊でした。少し湯温を高くしすぎたのと、タオル2枚というのは少なすぎたようです。
とりあえず現状での使用は中止し、また使うにしても対策を考えて改良するつもりでいます。もしこの記事をみて真似される方がおられましたら、湯温を低く抑え、湯たんぽをくるむタオルの枚数を多めにするようにして下さい。