膝痛解消の3分ワザ!
先日の記事にて、ガッテンで見たストレッチが大変効いたという話を書きました(→こちら)
「ためしてガッテン!」(2017年7月12日放送分)「膝痛がついに解消、関節を滑らかにする3分ワザ」で紹介されたものです。
番組ホームページ →こちら
このホームページで内容が紹介されていますが、公式ページは静止画写真を用いた解説しかなく、残念ですがこれを元に実際にやってみようと思っても分かりにくいのではないかと思います。
私が実践して効果を実感しているのは、「ひざ伸ばし(大たい四頭筋セッティング)」と「お皿のストレッチ」の2つです。
私は当時の録画を残していますので、今でも時々見返しながらやっていますが、映像はNHKアーカイブ等にも収録されていませんので、今からでは公式に見る手段がありません。
そこで今回は「ひざ伸ばし(大たい四頭筋セッティング)」を再現してみたいと思います。
ひざ伸ばし(大たい四頭筋セッティング)
番組で解説をして下さったのは、東京医科歯科大学 整形外科 准教授の渡邊敏文先生です。
このストレッチのしくみ
- ひざ痛は、骨そのものよりも関節包などの周囲の組織が痛みの原因である事が多くあります。
- 「関節包」は関節の周りを袋のように覆う軟部組織で、膝の動きを滑らかに保つ役割があります。
- 関節包には痛みを感じる神経がたくさんあります。
- 関節包が硬くなることによって、ちょっとした刺激で痛みを感じやすくなったり、曲げ伸ばしがしづらくなったりしてしまいます。
- 関節包が硬くなる原因は、加齢であったり、軟骨がすり減って炎症が広がることなどが考えられます(変形性膝関節症)
- 硬くなった関節包をほぐして柔らかくしようというのが、このストレッチの目的になります。
ストレッチを行う際の注意点
以下の症状がある場合は行わないで下さい。原因が関節包ではない可能性があります。
- 打撲など明らかな外傷があって痛い
- ひざ関節が熱を持っている
- 痛風やリウマチなどの関節炎がある
- 安静にしていても痛い
※ひざが熱を持ったり腫れたりしたら、すぐにやめて主治医に相談して下さい
ひざ伸ばしのやり方
- 太ももの前側の筋肉に5秒間力を入れる・緩めるを繰り返します
- 太ももに力を入れる事で、お皿と周囲の関節包が引き上げられます
- 5秒間太ももに力を入れるのを10回繰り返して1セット、1日2~3セットを目安に続けてください
- ひざの下に丸めたタオルを置くと、力を入れやすくなります
- タオルを足首の下に置くと、ひざの裏もよく伸ばすことが出来ます
あまりに簡単な内容のため「こんなことで直るわけがない」と考えて、教えられてもやらない方が大変多いそうです。地味ですが、継続して行えば効果がありますので、続けてみることをオススメいたします。
ただし、痛みの原因が必ずしも「関節包」にあるとは限りませんので、このストレッチでは直らない場合も当然あり得ます。そのあたりは、主治医の先生との相談が必要になってくると思います。
実際の動作は、下の再現動画をご覧下さい
次回は「お皿のストレッチ」の方を再現したいと思います。